◆2008/07/12  ・船中 : シイラ 12〜3、サバ 漁船並、ワカシ 多数
 ・仕立船(横須賀市芦名「芦名常丸」):5時30分出船、13時30分帰港    いよいよ2008年、初のシイラ釣行。
昨年はタックル面で後悔したので今年は自分なりに準備万端整えた。

 偶然なことに今年は身近なところで「シイラ始めた」という話をよく聞いた。個人的にシイラタックルの選択については相当苦労したので今回はちょうど新たに2本のロッドが加わったことだしそれらの簡単なインプレを交えて紹介したいと思う。
 未知なるシイラ用のタックルとなると見当などつくはずもなく、経験者に相談しても帰ってくる答えは千差万別で益々解らない。もっとも千差万別なのは当たり前で、経験が浅い頃にシーバスやメバルのロッドを暗中模索してた頃を思い出す。今でこそそれなりに経験を積んできたので他人のアドヴァイスも参考に出来るが経験の無いシイラとなると困ったことに聞いた人の数だけ「?」の数も増えてしまう。結局「シイラ始めてみようかな」と思い始めてから最初の1本を購入するまで踏み切るのに約1年掛かってしまった(余談:購入してから実際に始めるまでは、またかなり時間が掛かったけど)。
そこで今回のシイラ・ストーリ 第4章 はこれから始める人がタックルを選ぶ際にほんの少しでも参考になれば、といった思いで書いてみることにする。

 さてメーター・オーバーのシイラに胸を躍らせて出船。
もちろん最初に手に持ったタックルはPPS−70MH+ソルティガ ゲーム3500。
ウエダのPPS−70MHはネットでとことん調べて、釣具屋さんにとことん相談に乗ってもらって決めた最初の1本だが、7ftといったレングスは確かに使いやすい。
どこまで行っても潮目も浮き物も無いし。。。
7ftあれば水面から足場が高くなるミヨシでもキッチリ足元までルアーを引いて来ることが出来る。それに運良くデビューした年にメーターオーバーを釣ることが出来たが余裕でいなすことが出来るレングスでもある。色が変わって合図するシイラではあるが無事足元(船べり)まで寄せてもネットを見て走り出すことがあるので気を抜くことは出来ない。真下へ突っ込み船の反対側へ走られればラインは船底に擦られてひとたまりも無いが7ftあればかわすのが楽になる。
 しかし良いことばかりでは無く、やはり7ftにもなると若干重たくなるので長時間キャストを続けるには少々辛い。それに胴の間やトモでは使い難いと感じる場合も多々り、例えば今回の船だとルアーを操作する際に7ftのロッドではティップが水面を叩いてしまい扱い難い。あとは狭い船内では取り回しも少々辛く感じてしまうことがあるのも否めない。
 結局最初のパヤオでテイルフックがメインラインに引っ掛かった状態でキャストした為、ラインが絡まってしまいこのタックルは一時お休み。そこでダイコーのヘミングウェイHWC−65L+ハイパーカスタム3000に交代。
メインとして使えるタックルを2セット長短で用意しておけば、こんな場合も手返し良く攻め続けることが出来る。トラブったタックルは落ち着いてからゆっくり修復することが出来るので、地合いの最中のトラブルでも慌ててしまって周囲に迷惑を掛けることも無くなる。地合いは突然やってくる。胸を躍らせ「ここぞ!」と思うところでキャストする訳だがそうそう期待通りには行かずノーヒットに終わる事もしばしばあるが、逆に「ダメ元で試しにやってみようか」といったポイントが爆発することもあるので地合いの予想は不可能だ。それだけに出船直後からいつ来るか解らない地合いに備えて準備を整えておくことは大変重要なことである。狭い船内では荷物をデッキに置く場合も多いと思うがそんなところで地合いが来てから荷物をガサガサやってるようでは邪魔になるし、頭から釣った魚が振ってきたりその魚のフックが刺さってしまったならばお互いが不幸になる。使用するルアーは手元に置いておくとか邪魔にならないところへ準備しておく配慮は自分の為だけでなく周囲に迷惑を掛けない為にも大変重要なことでもある。タックルが1セットしかないのであればトラブル時には人の居ない場所へ速やかに移動してから落ち着いて修復するようにしたい。そういった意味でも長続きしそうであればタックルは2セット以上用意することをお勧めしたい。
 結局メインタックルを2セット準備したお陰でトラブルに見舞われたにも関わらず手返し良く攻め続けることは出来たがカツオのナブラはあったものの見事船中撃沈、シイラもナブラのカツオも誰の竿も曲げることは無かった。その後は潮目や浮き物を探しながら流すが、行けども行けども浮き物もパっとした潮目も無い。
 そんな状況の中、やっとゴミが集まる潮目らしい潮目に付いてるシイラ発見。ここでやっとみんながシイラをゲットすることが出来た。自分も70〜80cm程度のシイラではあったがニューロッドのHWC−65Lは十分楽しませてくれた。しかしその後はやはりパッとしない。
それなりに一生懸命探してるんだけどなぁ。。。

 そこで少々小ぶりのルアーを小気味良く動かして誘ってみようと、T.D.ソルトペンシル ドラドチューンがぶら下がっているダイワのソルティガ・ドラド TWICH60Sに変えて見た。このロッドはとにかく軽くて取り回しが楽ですこぶる快適。その為一生懸命ルアーを動かしたところでそれ程疲れない。村越正海さんはこのロッドとハイパーカスタム2500RにPE0.8号を巻いた組合せで雄のメーターオーバーを楽勝で上げていた。もっとも軽いとはいえシイラロッドなので「メーターオーバーはダメでした」ではシャレにならないから当たり前といえば当たり前ではあるが。
 幸い同じリールを所有しているので今回村越さんと同じ組合せで頑張って見た(さすがにラインは悩んだ末、迷惑掛けたくないので1.5号にしたけど)。それにしても繰り返しになってしまうが軽くて短いのでとり回しがすこぶる楽な上、小型ルアーの操作性はピカ一。小物も快適に狙える数少ないシイラロッド、もしライトタックルをもう1本考えているならば是非視野に入れて見る価値はあると思う。残念ながら今年はカタログから姿を消してしまったが、まだ店頭に在庫してる店もあるだろうし中古でもシイラロッドならそれ程酷使されて無いような気もする。これは絶対お勧め! ランカーラッシュに遭遇しやすい秋の富津のボートシーバスにも良さそうだ(実はこれを視野に入れた選択だったりするけど)。
 結局ライト感覚で頑張ってみたもののダメ。そこで湾内へ戻り、サワラや小型青物狙いに変更。
これがまた大正解、行くとこ行くとこ40〜50cmのサバが1キャスト1ヒットの入食い状態。2本のニューロッドの感触を十分堪能できた。40匹?、50匹?、60匹?、もう何匹か解らないがサバとは言え青物、さすがにこれだけ釣れると腕はパンパン、へとへとに疲れる。
もう、ダメ、、、楽しすぎる。
いやぁ〜、これぞオフショアの醍醐味(なのかな?)、いやきっとこれから先も長いこと続けていくうちに更なる楽しい思いが待っているはず、そう思わずにはいられない。シイラがぱっとしなくてもこんなにメチャクチャ楽しい思いが出来るとは想像も付かなかった。船が帰路に向う頃には大好きであるはずなのに「釣はしばらくいいや」と思うってしまうほど堪能できた。

結局岸からこれくらいのところでサバを楽しんでました
 今回のサバ地獄の中、自分と同じ方向へキャストしているにも関わらずポツポツとワカシを上げているメンバーもいる。何故だろう?よく観察してみるとリトリーブ速度が微妙に違うようだ。そこで目一杯頑張って引いてくると、なんとワカシがヒット。しかしほとほと疲れているのでこれ以上はムリ、結局ワカシはこの時頑張った1本のみ。そのメンバーはステラSW4000HGを使用していた。ハイギアとの差は歴然、ここまで入食いの状況では少しでもリトリーブを早くしないとサバの猛攻をかわして他の青物を狙うのは難しいようだ。おそらく他にも色々な青物が潜んでいたに違いない(かな?)。ハンドル1回転の巻き上げ量はハイパーカスタム3000とソルティガ・ゲーム3500は共に81cm、ステラSW4000HGは89cm。この僅かな違いの大きさが身に染みた瞬間だった。それ以外にもオフショアのキャスティングの場合の手返しはなに物にも変えがたいし、やはりトリーブ速度は早いに越したことは無い。もちろんリールを選択する場合の要素はそれだけではないし、シーバスのように毎週末色々試すことなど当堤出来ないのでシイラ用のタックル選択はほんとに難しい。

 今のところハイギアに関してはダイワではシマノに立ち打ち出来ない。特に新しいステラSWにはHGよりも更に早いXGがラインナップされている。ただこのNewステラSWだがどうしても気になるところがある。それは時折見かける紹介文に「トラブルが激減」といった文句が謳われていること。トラブルは無いのが当たり前だし今更「トラブルレス」などと言われても、って感じもして高額なだけに当たり前のことを前面に出してアピールされても心配になってしまい個人的には逆にマイナス要素になってしまう。とはいえやはりハイギアは魅力、とにかく丈夫でトラブルレスならいいやってことで、次の週末には早速NewステラSW5000XGを購入、、、か!?

とにかく楽しいオフショアのキャスティングゲーム、タックル選びは難しいがあれこれ悩むのもまた楽しい。
次回は8月に予定しているが今から待ち遠しい、楽しみで仕方が無い。

当日の全般についてはこちら) 

 第3章 釣行は計画的に! 。。。初心忘れるべからず

◆2007/08/25
 ・船中 : シイラ 10
 ・仕立船(東神奈川「ジョイマリン」):5時出船、17時帰港
 
 
 2007年、初シイラ
といってもおそらく今年は最初で最後の可能性大
シーズン終盤ではあるが、諦めていたのに参加出来たのは嬉しい限り
以前からお誘いを受けていた今回の釣行ではあったが、訳あって(仕事の都合で)1度はお断りしたものの急遽参加出来ることとなった
そこでダメ元で連絡してみたところ、ちょうど私を含めて6名ということだったため前日だというのに受け入れて頂けた
船中初のシイラをゲット!

 シイラをやる友人知人は意外と多いが、いづれも口を揃えてこの時期東京湾のシイラは難しいと言う
シーズン終盤の定番はやはり相模湾もしくは外房らしい
言われて見ると昨年のデビュー戦もちょうど今回と同じような時期の東京湾で船中シイラ無し、翌週は相模湾だったが無事初ゲット出来た
しかもメーターオーバーは自分が釣ったシイラを含めて船中2本
その為今回の東京湾では色々な意味でシイラゲットは諦めていた(他の釣り物もある為諦め付くのではあるが。。。)
しかし予想に反して(サイズはさて置き)シイラの姿はあちらこちらで見ることが出来たのには驚いた

こんなの釣ってる仲間がおりまして。。。和気藹々!
 先述のとおり東京湾では数が少なくなっている上、居たとしてもサイズは小さく渋いなどその他様々な情報を多方面から聞いていた
それらを総括して決めた最初のルアーはT.D.SALT PENCIL DORADO TUNE 11S
何度か見切られるものの、本日船中初のシイラをゲットすることが出来た
この時点ではいい意味で裏切られたことに驚いたが、諦めていただけに十分満足出来たと同時に期待感も込上げてくる
しかし浮き物(流木などの漂流物)がほとんど見つからない為潮目を攻めるといった釣り方を余儀なくされる状況には再び不安が過ぎる
ところが嬉しいことにどこの潮目でもシイラの姿を見ることが出来た
とは言えどこのシイラもさすがにスレているようで、途中でルアーを見切る
そんな中、なんとか3匹ゲット


 途中、いくつかアクシデントがあって迷惑を掛けてしまった
 シイラ用に用意しているフックはカルティバST-46#1/0、いつも使っているシーバス用のフックに比べると遥かにごつい
しかもバーブレスでは無い
その為バーブは自分で潰す
途中、釣り上げたシイラが暴れて同乗者のズボンに掛かってしまいなかなか外れない
中途半端に潰れていたせいでかえって外れ難い状態でズボンの繊維にバーブが絡まりボロボロになってしまった
潰したつもりでいたが、いつもの感覚では潰しきれていなかったようで改めて考えさせられた
ズボンだけで済んだのは不幸中の幸いで、想像するとゾッとするものがある
(斉藤さん、ほんとごめんなさい)
 その他、キャストした途端メインラインからリーダーごとすっぽ抜けてルアーが飛んで行ってしまったことがあった
運悪く物凄い数のシイラが居た場所でのこと
船長が船を回してルアーを探してくれたが、釣は中断しなければならず皆に迷惑を掛けてしまった
最近では滅多にそのようなトラブルは無いことだっただけに油断しての出来事
単独釣行ではすべて自己責任で終わるが船上では他人に迷惑が掛かる
初心に帰って反省させられた

 実釣における反省点も今回は沢山あった
中でもジグの準備が全然なっていなかったことは非常に後悔して止まない
(シイラとは関係ないが、今回は合間にジギングも出来るので)
シイラ用のルアーは昨年の経験を元に他のルアー釣りの経験と感覚から自分なりにどう転んでも大丈夫と思われる準備は短時間で整える事が出来た
自分で納得出来る準備をしてから実釣に臨むことは大切で、帰宅後反省することは(沢山)あっても後悔することは無い
ジギングに関しては経験も少なくとっさに揃えることが出来ず、少々残念だった
確かに今回の釣行が決まったのは前日の夕方ではあるが、それだけに数少ないオフショア釣行の機会に備えて日頃から準備を整えておくことの大切さを痛感した
解り辛いけどヘリ搭載護衛艦「ひゅうが」が写ってます

 タックル面でも同様に若干の悔いが残った
安全面とは直接関係無いし釣にならない訳では無いので余裕があればの話ではあるが、メーターに及ばないシイラがメインになるとPPS-70MHでは物足りない
ショアジギング・タックルや磯ヒラ・タックルで港湾シーバスを釣っているような感じで、もう少しライトなタックルがあればより楽しい釣になったはず
昨年それは感じていたことだが実際想像通りで、今年シイラは行けないだろうと諦めていただけに準備はしておらず残念だった
30g程のルアーをクイックに操作出来る取り回しの良い軽めの6ft前後のロッドが欲しいところである
そのようなロッドがあれば突然ナブラに遭遇しても1ozを少々超えるようなジグもキャスト出来るので、より釣の幅が広がるはず
今回のような状況ではスレた小型のシイラをロッド操作で引き出すことが出来たならば、さぞ楽しいかったことだろう
そのような使い方をするにはPPS-70MHだと辛いことは否めない
やはりPPS-70MHを使う醍醐味は大型のルアーで良型シイラを狙うところにあり、またそのようなシチュエーションが合っているロッドのようだ
そういった意味では少々悔いは残った

 色々あったがいずれも次回に繋げて更にステップアップを目指すことが出来る有意義な釣行だった


当日の全般についてはこちら) 

 第2章 リベンジ


◆2006/09/02
 ・船中 : シイラ 13
・仕立船(横須賀市芦名「芦名常丸」):5時出船、13時帰港
 

115cmだぜ、やっほ〜い!
 
 早くも先週のリベンジ
気になる天候も朝は寒かったが次第に暑くなり、良い感じに晴れてきた
 05:00に出航してから最初のシイラポイントに着いたのは30分後、我が家から横須賀は遠いが出航してからポイントまでは近い
だが湾の外へ出てみると波、うねり共に激しく1歩踏み出すのも一苦労するほど
アネロンは夜中の2時頃1回飲んだだけだったが今回も船酔いすること無く最後まで楽しめた

 今日はシイラの姿を結構目撃出来たし反応もある
しかし追っては来るもののヒットまでには至らない
今回もやはり船長の見切りは早い、チェイスやバイトがあってもヒットがなければ即移動
 しばらくすると船内にペンペンがポツポツ上がりはじめて1mクラスも上がったが、私には反応が無い

 リベンジならずかと半ば諦めかけた頃、ようやくヒット!
ルアーは表層系の見切りが早いので沈み系をチョイス、バイブレーション(シコヴィブラ)を投げてみた
3投目、ギラッと光る大きな影が追ってくる
15mくらい先で食い損ねた
しかしその直後再びルアーにチェイス、
ヒット!
完全に乗った!!
追い合わせを入れた感触で確信出来る
意外と早く船の脇まで寄ってくる
目の前でジャンプすること数回、迫力ものだ
その後パワフルに走り出す
 このロッド(PPS-70MH)、シーバスで使っているCPSシリーズに感覚が似ている
CPSはしなやかなのにパワーがありそのしなやかさ故にコツさえ掴めば寄せるのは楽だ
このしなやかさがPEラインを使っていてもある程度までなら無理なやり取りを吸収してくれる
使い慣れたシーバスロッドと同じ感覚でさばくことが出来る。。。これはかなり心強い
しかもシイラよりはるかにライトなタックルを使う陸ッパリのシーバスだとストラクチャーをタイトに狙って出たランカーシーバスとのやり取りでは苦戦を強いられる状況がほとんどだが、船上ではストラクチャーなど気になるものは何も無い、強いて上げれば船の下に潜られたときのロッド操作に気を使うくらい
リールのドラグも思惑通りに出てくれるので、奴のパワーによるラインブレイクは無いだろう、瞬間的に走られてもまず問題はないはず
ラインはPE2.5号(34lb)、リーダーはナイロン50lb、強度的に十分
ラインシステムは自分を信じる以外に無い
ルアーはシコヴィブラ、フックは使い慣れたST-46#4
シコヴィブラはサイズは全然違うがシーバスで散々使い倒したヴィブラと同じだとすると、状況的に懐までしっかりフッキングしているはず
ST-46#4は懐まで刺さればストラクチャーを避けるためのランカーシーバスとの無理なやりとりにも十分耐える
ここまで揃えばメーター前後の魚ならかなり強引なやり取りが可能なはず
自分の品祖な引き出しで計算するとバランス的には十分条件が揃っている
自分の感覚を信じて半ば力ずくで寄せてくる
何度か再び走られたり潜られたりもしたが、ドラグに指で微妙にテンション掛けながらプレッシャーを与える
奴の力が緩んだ隙に再びラインを巻く
走ることも無く潜りもしなくなった頃、yagaさんにランディングして頂いた、
115cmでした
ヒットしてからランディング直前までが全て「ランカーシーバスだったら。。。」とシーバスとオーバーラップさせながらのやり取りだった
意外や意外初ものだというのに全て計算通りにいってしまったせいか、初シイラのわりにハラハラ感やドキドキ感が無い
シイラを始める前から「シイラの引きは別物、半端ではない」と多方面から散々聞かされていたおかげでイメージだけがどんどん膨らみすぎていたこともあるかも知れない

 ただ、この
船上の一体感なんなんだ!
これは、たまらない、最高の気分
特にシイラを上げたあとに皆さんから握手を求められたときは、最高に幸せ気分&最高にありがたく感じた瞬間だった
気心知れた友人同士の仕立船だからだろうか
コレだけでもシイラを続ける価値は十分過ぎるほどある、最高に良い気分、最高に楽しい
 先週「確実に自分の鈎が広がった」と書いたが、今回はこんな楽しみ方もあるのだと実感できて鈎の楽しみ方も広がった
その後ヒットは無いまま終了となったが、船中最大サイズの初ものを釣り上げた満足感はひとしお
毎度のことながら友人達の暖かいサポートも大変ありがたい
みなさん、ありがとうございました
次回は来年なのかなぁ。。。


当日の全般についてはこちら) 


 第1章 デビュー戦

◆2006/08/26
 ・船中 : シイラ0
 ・仕立船(東神奈川「ジョイマリン」):5時出船、17時帰港
 
 いよいよ初シイラ
しかし天候が今一で曇のち雨、シイラはど・ピーカン位の方が活性は高いらしい
少々先行きが不安である
果敢にシイラを探す勇士の姿
 04:30に出航してから最初のシイラポイントに着いたのは6時過ぎ、ポイントまで2時間近く掛かるとは知らなかった
そしてわずか数投するとキャプテンから移動の合図、あまりの見切りの早さに少々驚いた
移動中はキャプテンを始めメンバー全員(移動中寝てる人もいましたが。。。私であることは内緒)でシイラを探す
 次のポイントに着くと、念願のシイラ発見!
ところがバイトやチェイスがあった人もいたが、誰もヒットには至らない
ここでも即効で見切りを付けて移動
数投して誰にもヒットが無ければ直ぐに見切りを付けて移動する
移動は30分〜1時間掛けて丹念にポイントを探しながら流す
ナブラ、鳥山、漂流物などを必死で探すが
全く見当たらず、最後までそれらに遭遇することは無かった
今回のポイントは何れも流藻
大磯周辺、初島周辺など相模湾をくまなく探すが2度とシイラは遭遇することは無かった

 船上でのキャスティングは慣れ親しんでいる陸ッパリのキャスティングと違い、なんとも不思議な感じ
四方に陸は見えない
360度海で、ストラクチャーも全く無い
水は暗いコバルトブルーで神秘的に透き通っているが、もちろん底など見えるはずも無い
1点をじっと見つめていると吸い込まれそうになる
水面直下を始めてみるシイラが横切って行く
始めての体感に少しだけ戸惑いを感じた
しかし現実を見事に忘れさせてくれる
なんとも言えず心地好い
 今回は残念ながら船中ノーヒットに終わったが、アネロンの効果か船酔いも無かった
そして始めてのジギングも堪能できた
本命はゲット出来なかったけれど、貴重な体験だった
そして確実に自分の鈎が広がった
何もかもが初体験の私に友人達の暖かいサポートも大変ありがたかった
シイラはゲット出来なくてもいろいろな意味で勉強になり、久しぶりに大変有意義な釣行となった
シイラは時期的にリベンジは難しいかも知れないけど「もうやめた」にはならなくて胸をなでおろしている
仕事柄先の計画は立てづらいので、ちょくちょくは行けないにしても機会があれば積極的に参加したい
地味に長く続く気がする
次回はいつになるか解らないけどとても楽しみだ







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