T.B.S.F.(TBSF)管理人の本当のひとりごと/日記

ややこしい話しは厳禁、ラフに言いたい放題。
『家族』「料理」「キャンプ」「釣り」をこよなく愛する早期退職プー太郎オヤジのひとりごと(日記)。
※キャンプも釣りもコロナ禍で自粛中な為行けてません(涙
 インドアの趣味である料理ネタばかりだけど、
 それも悪くないと思い(諦め)始めた今日この頃、なんだかなぁ。。。
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下町の『焼酎ハイボール』物語

お~、なんとキンミヤって普通のスーパーで売ってるんだ!
先日友人達と盛り上がった時に久しぶりにありつけた下町の『焼酎ハイボール』の味が忘れられず、思わずカゴに入れてしまった。
「酒呑むなら芋焼酎だかんな。」と、医者に言われてから家では芋焼酎しか呑んでなかったのに。。。
 
勢いで買ってみたのは良いけど、ぅ~ん、やはり割り材が欲しくなる。
 
 
割り材と言えば、、、
学生時代から結婚するまで地元の友達連中とは小汚い(自分的には褒め言葉)居酒屋で毎日盛り上がっていた。
場所はもちろん地元周辺で99.9%北区の十条or赤羽。
毎日行く店はほぼ決まっていたが、週末ともなると二軒目、三軒目・・・と、あちこち放浪して止まるところを知らず、帰るのはいつも朝。
そんだけ呑んだくれても、酒代には困らないくらい安い。
今時の千ベロには違和感を感じるが、あの頃は本当に千円でベロベロになれた。
 
日々通ったのは赤羽駅南口にあった「どんどん」という居酒屋。
その他西口周辺には安い立ち飲み屋も沢山あり、気分でそちら方面にもお世話になった。
更に西口には通い詰めても負担にならないくらい安い炭火の焼肉屋や桜肉専門店などもあり、当時はお姉ちゃんと付き合うと時折そのあたりでも夕食を楽しんだ。
東口でも散々呑んだが、こちらは今も変わってない店が結構あってたまに奥さんの実家へ帰ると安心するものがある。
(自分の実家は十条だったが奥さんの実家は赤羽。)
週末になるとみんなが集まる「どんどん」から始まって、十条方面へ呑み歩きながら移動。
店を出るとフラフラ酔い覚まし、次の店で再び酔ってまたフラフラ酔い覚まし。
そんなことを数件繰り返すと、気が付けば十条駅周辺だったり姥ヶ橋あたりだったり。
楽しかったなぁ。。。
そんなご機嫌な日々を過ごしていた。
 
そんな頃は焼酎のロック(時にはウイスキーのロック)が大好きだった。
ちょっと大き目でやたら分厚いグラス(今じゃ見かけないこのグラスも気になる)に氷をたっぷり入れて、そこに焼酎を並々注いだら輪切りのレモンを軽く絞ってそのままぶち込む。
そんな呑み方がお気に入りだった。
その時横目で見てて気になってた飲み物が『焼酎ハイボール』。
焼酎のハイボールとは一体なんぞや?
焼酎は透明だと言うのに、『焼酎ハイボール』は薄っすらと黄色い。
 
ある時からロックよりも割って呑むようになっていった。
きっかけは今思うに友人たちが何かで割って旨そうに飲んでるのを日々見ていて、徐々にそっち寄りになっていっただけ(な、ように思う)。
そんな頃に呑んだその薄黄色の『焼酎ハイボール』。
輪切りのレモンが味のアクセントになり、絶妙。
いつしかそういうものだと当たり前になってしまい、黄色の正体について深く考えることは無くなっていた。
 
 
千葉に越してからは『焼酎ハイボール』は見掛けなくなったが、ある時西船で呑んでいるとメニューに発見。
早速注文してみると、味は全く違うしいつまでも嫌な後味が残る。
なんか悪いもんでも呑んでるような錯覚を覚えたりもして、悪酔いしそう。
馴染んでた味とは全く違う。
下町の飲み屋街と通じるところがあって雰囲気は大好きなので店にはたまに寄るけど、以来二度と『焼酎ハイボール』は呑んでない。
 
 
ある日友人宅で飲もうと集まった時のこと。
友人の1人がペットボトルに入れてある液体を持ってきた。
そして「コレとキンミヤと炭酸を1対2対3で割って呑んでみて。」と勧めてくる。
なんぞやと思いつつ戸惑いながら頂いてみた。
するとすぐにはわからなかったが、じわりじわりと徐々に何か込み上げて来るものを感じる。
旨くて呑みやすく後味もキリッとすっきり、そしてあて(肴)を選ばないこの味。
よ~~~く味わってみると。。。
なんとあの時の『焼酎ハイボール』の味。
まさかこんなところであの味にありつけるとは思ってもいなかった。
その友人は下町寄りに住んでいるせいか、妙に詳しい。
長年謎だった『焼酎ハイボール』が黄色い色してる謎が解けた瞬間だった。
 
その液体の正体は『天羽の梅』。
それは下町出身者であれば、皆さんご存知だったらしい。
なんで黄色だったのか深追いしなかったとは言え、日々飲み歩いてたってのに今更知ったってのはなんだか置いてかれた気分。
 
せっかくキンミヤを調達したんだから、早速この『天羽の梅』を調達しましょうか。
製造元は三ノ輪方面らしいので鶯谷に住む叔母や従兄の顔でも見に行きついでに買いに行こうと思ってたけど、一升瓶入りしか無いとのこと。
一升瓶を持ち歩くのは面倒だし重たい。
ネットだと送料800円掛かるが、そんな程度で重たい一升瓶を家まで届けてくれるなら安いもんだとばかりポチることにした。
価格(税込)も赤926円、青951円と、直接買いに行くのと大きくは変わらない。
(直接だと赤800円、青1000円と聞いたことがある。)
 
天羽飲料の割り材は開封するとそれ程持たないらしい。
保存の際はあらかじめお気に入りの割合で焼酎で割っておけば持つとのこと。
割り材が入れられた一升瓶は王冠で封されているため保存の際は別の容器に移し替える必要がある。
そこで割り材をポチると近所のダイソーで保存用の1リットル瓶を調達し、すぐに洗浄して到着を待った。
 
さて、ポチったのが夜だった為に発送は翌日で、翌々日にあたる本日到着した。左の赤ラベルが例の『焼酎ハイボール』用。
右の青ラベルは気になってた、うめ。
昔地元のある店で「梅割り」なんてメニューがあった。
当時は甘くてあまり好みでは無かったが、今は焼酎のロックに梅酒を垂らして呑むのも好きなので、近頃妙に懐かしく思える。
そこでもしかしたら昔の「梅割り」の味が再現できるかもと思い、一緒に買って見た。
はたしてあの頃の「梅割り」と同じだろうか?
そんな気持ちから先に開封したのは青ラベル。
 
ここで大切なのは炭酸水。
昔は瓶に入った炭酸の強いもので割ったが、今はそこまで強いものは無いらしい。
とりあえずウィルキンソンでイイや、と思ってたら昨晩近所のスーパーでこんなものを見つけた。どんだけ強いかわからないけど、とりあえず買って帰った。
 
さて、そんな訳で、
身近なスーパーでキンミヤと出会えたことがきっかけで、下町の『焼酎ハイボール』セットがあっという間に我が家でも一式我揃ってしまった。まずはキンミヤに青ラベルを垂らした「梅割り」を頂いたが、、、
ぅ~ん、これこれ!
あの頃好きじゃなかった「梅割り」がしっかり再現できている。
キンミヤ4に対して青ラベル1で割って、まずはそのままストレートで呑んでみた。
今はとても旨く感じるが、それよりも現時点では懐かしさで一杯。
楽しかったあの頃がよみがえる。次は試しにいつも呑んでる芋焼酎にも垂らして呑んでみたが、味が全然違う。
やはり「天羽の梅」にはキンミヤが合うんだな。
 
そしてこれを近所のスーパーで見つけた強炭酸で割って見た。
まずは『天羽の梅:キンミヤ:強炭酸=1:4:10』。
ぅ〜ん、炭酸で割るなら赤ラベルの方が好きだな。
これはやっぱり「梅割り」が旨い!
てか、この炭酸結構頑張ってるな。
割ってもピリピリ来るのは久しぶり。
 
そんなこんなと色々遊んでたら呑み過ぎた。
まぁ、たまにはいっか。
「天羽の梅」に、かんぱ~い♪



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