失礼な問い合わせメール ~鉄のフライパンについて~
こんな個人の日記なブログでも見ず知らずの方からメニューにある「お問い合わせ」経由でメールを頂くこともあるのは大変嬉しい限り。
本来ここは個人的な日記として始めたので「お問い合わせ」を設けてもメールなんか頂く事はないだろうと思ってたし、元々は友人用に設けたもの。
だが思いの外メールを頂けた。
その内容の多くは釣り、キャンプ、そして何故かフライパン。
ほとんどは質問メールで、嬉しい事に一生懸命返事を返すとそれに対してお礼のメールを返して頂ける。
でも嬉しい事ばかりではない。
極一部ではあるけど、音沙汰が無くなってしまう事もある。
そうなると心配で仕方ない。
ちゃんと返信メールは届いてるか?
返信の内容は理解して頂けただろうか?
内容がしょぼくて怒ってるのか?
等々、諸々気になってしまう。
しばらく経って、もう返信は来ないだろうと諦めがつく頃には、ぶっちゃけ今度は頭にくる。
一生懸命返信(回答)したのに。。。
不思議なことに音沙汰が無くなってしまうのみなフライパンに関する質問をしてくる人で、かつ女性と思われる人。
釣りやキャンプに関するメールをくれる人にはそんな人は居ないし皆さん礼儀正しい。
最後にそんな失礼なメールがあったのは7月の末。
一生懸命回答したつもりだし、その人の独り占めでは勿体無いので公開することにした。
個人情報が載ってるわけではないので、そのまま載せる。
名前だけでは個人を特定する事は困難な為、そのまま載せた。
(返信してもスルーするような人が本名なんか使わないだろうけど。)
※通常『お問い合わせ』メールの内容を公開することは絶対ありません。
リバーライトの検索からこちらを知り、いろいろ読ませて頂きました♪
とてもわかりやすく商品の事記載されてて読みやすいです。
今回質問、もしよろしければお答え頂ければ幸いです。
今回、リバーライトの炒め鍋30センチを購入検討してました。
が、山田さんやビタクラフトを知り迷ってます。
直接聞けるならと思いメールさせていただきましたm(._.)m
リバーライトの26センチのフライパンと卵焼きを持っています。
何故がフッ素加工のようにスルスルならず、コビリついたりする部分ができたりで、使いこなそうと、油や温度に関して
頑張ってますが、、、
今回中華鍋? 深型(チャーハン・酢豚・八宝菜等)のお鍋、どこのがオススメですか?
お忙しい中申し訳ないですが、お返事くれるとありがたいです?
山口いづみさん
初めまして、メールありがとうございます。
早速ですが、
私が初めて山田工業の鉄鍋(中華鍋やフライパンなど)と出会ったのは大学時代のアルバイト先の飲食店です。
油の馴染んだ鉄鍋はテフロン加工に負けず劣らずこびり付きませんでした。
以来、自分でも山田工業の鉄鍋を使うようになりました。
料理は趣味の一つでもあるので、結婚してからも自分用の鍋を持つようになりました。
今現在はブログの記事「あまりに残念なほどこびりつくリバーライトの極」でも書いてますけど、以下の鉄鍋を使い分けてます。
(ちなみに今では自然と夕食はほぼ毎日私が作るようになってしまってるので、毎日使ってます。)
◆フライパン
〇turk(ターク) 20cm/2.5mm
△ビタクラフト スーパー鉄 20cm/1.6mm(窒化処理)
〇山田工業 22cm/1.6mm
〇山田工業 26cm/2.3mm
×リバーライト 極厚板28cm/3.2mm(窒化処理)
〇LODGE スキレット各サイズ
◆炒め鍋
×リバーライト 極30cm/1.6mm(窒化処理)
〇山田工業 30cm/1.2mm
◆卵焼き器
〇中村銅器 13cmX18cm(銅製)
結論から言うと、
今現在ストレスなく使えているものは、上記の〇印の鍋です。
よって個人的なお勧めは山田工業の炒め鍋です。
こちらは1.2mm厚で、同サイズのリバーライトの極(底が1.6mm、周囲が1.2mm厚)よりも軽いです。
ちなみに山田工業の炒め鍋は長年使ってました。
一時テフロン加工やリバーライトに浮気してましたけど、やはりダメで先週山田工業に戻したばかりです。
戻してからわずか数日なのに、もう差が実感出来てしまうほど違います。
リバーライトの極を使っていて感じることは、
『使う油の量に関係無く、とにかくくっつく』
と言うことでしょうか。
1年半使い続けた極の炒め鍋(中華鍋)、それ以上使った同じく極の厚板フライパン、共にこびり付きます。
同じく私も油や温度に関してとことん頑張ってみましたが、無駄でした。
特に肉や米やパスタなどは投げつけたくなるほど、くっつきます。
長い間ストレスを感じながらも使い続けてしまいましたが、
何故そこまでして使い続けたかと言うと、
単純に「せっかく買ったので」といった気持ちと、
「大人気の極なんだからそんなはずは無い」といった根拠も無いのに信じたいといった気持ちからです。
それに新聞雑誌などマスコミの記事やネットで検索してもそんなことに触れてる文章など見当たらなかったので、どこか間違った使い方をしてるのかと自分を疑ってたところもありました。
ただ不思議なことに同じ窒化処理されたフライパンなのにビタクラフトはそこまでのストレスは感じたことはありませんけど、やっぱりこびり付くので今はリバーライト同様出番無しです。
卵焼き器は鈴メッキされた銅製の卵焼き器を使ってますが、
油は鉄程早く馴染まなかったように記憶してるけど、こちらも今ではこびり付きません。
徐々に油が馴染んでいく鉄鍋は、必要以上の油を使わなくてもストレスなく十分調理できるように育って行きます。
但し、まったくこびり付かないわけでもありません。
時にはこびりつくこともあるけど、こびり付き方がリバーライトとは異なり自然です。
性質上仕方の無いことですが、肉のように動物性タンパク質や米やパスタ、うどんなどの炭水化物系の材料はくっつきやすいので、多少なりとも経験値があれば違うと思います(山口さんの場合は苦労されてた様なので問題無く使いこなせるように思います)。
ちょっと伝わりにくい言い方になってますけど、許せるこびり付き方なんですよ。
あくまで例え話ですけど、餃子がこびり付いてしまった場合、
リバーライトでは大袈裟に言うと無理矢理剥がそうと頑張ったところで木っ端微塵ってこともありますが、山田工業やLODGEやtarkではターナーで奇麗に剥がしてあげることが出来るこびり付き方なんです。
それから卵料理は多少の油を使うことも多かと思いますが、
例えば錦糸卵くらい薄く焼いた場合には、リバーライトでは底にへばりついてボロボロになってしまい悲しくなってしまうことも有りました。
ところが同じ量の油(いやそれ以下かも)でも油の馴染んだ山田工業のフライパンだとスルっと滑るようにまな板に乗ってくれます。
リバーライトをお使いのようなので、この違いはすぐに体感して頂けるかと思います。
但し、良いことばかりでは無いですけどね。
ほとんどの鉄鍋は錆止めが塗られているので、それを落とすといった意味においても最初の儀式であるシーズニング(油馴らし)は必須です。
センサー付きのレンジでは難しいですが、注意しながらカセットコンロを使っても可能らしいです。
そして調理後は洗って乾燥させたら薄く油を塗っておくことも大切です。
(これも油が馴染んだ鍋は、直ぐに錆びることは無いように思います。)
鉄鍋は長いこと使って油が馴染んで来れば来るほど世間で言われてるほど神経質にならなくても大丈夫だと思ってます。
使った材料によっては洗剤の付いたスポンジで洗いたくなるって人(うちの奥さん)もいると思いますし、これも世間ではNGとされてますがおまり気にしたことはありませんし。
以上、長々とすみませんでした。
ちなみに本職はIT系なので、調理&調理器具に関しては全くの素人です。
書いたことは全て自分で使って実際に感じたことなので、専門家的には「違うだろ!」ってな突っ込みどころ満載かも知れませんけど、お許しください。
ではでは (^^)/
返信の後は音沙汰なかったので、先述の通りメールが届いてるか心配だったし言いたいことが伝わってるか否かも心配でしばらく気になっていた。
同じメアドに再送するのも気がひける。
また書いちゃうけど、何故フライパンの問い合わせをしてくる女性は返信しても平気で音沙汰なくなるのか?
不思議。
そんなわけで、
一方的で乱暴な気もするけどストレスになって精神衛生上あまりよろしくないので、「お問い合わせ」は閉鎖しようとしたが思い止まった。
今回は見送ることにして、次に同じようなことがあった場合には閉鎖するつもり。
今回の日記は礼儀をわきまえたやり取りをして頂いてた方々におかれましては、あまり気分の良くない内容になってしまい大変申し訳ありませんでした。
そういった方々に置かれましては、今後とも宜しくお願い致します。