無いと不安な缶切りと栓抜きと土鍋
先日息子に缶詰を開けるよう頼んだ時のこと。
なにやら挙動がヘン。
しばらく眺めたりいじくりまわしたりしてたが、
「これ、どうやって開けるの?」
と。
実はその時の缶詰はアメリカからの輸入品で、プルトップではなかった。
缶切りを使わないと開けることが出来ない。
息子は母親に教わりながら空けていた。
軍隊や自衛隊では缶詰類は投下して支給することが前提である為、プルトップだと耐久性に問題あるのでNGという話を聞いたことがある。
そう考えると災害時の非常食や支援物資もプルトップではないものが多いのかも知れないし、使い方(開け方)は覚えておいても損は無いだろう。
いい機会だったのかな。
そもそもそんなことでもない限り息子が缶詰の開け方を知らなかったなんて、気付かなかったと思う。
ナイフで鉛筆(木)を削るとかマッチを擦って火を付けるなど幼い頃にキャンプへ行くと焚火や花火の時に教えたけど、今となってはそんな日常で無縁なものの使い方なんて忘れてるようにも思う。
そう言えば王冠の瓶も消えつつある今日この頃だけど、さすがに瓶の開け方くらいはわかるだろうと勝手に思ってしまいがちだが王冠の瓶も栓抜きも見たこと無けりゃ、やはりわかんないだろうな。
(息子は)知ってるだろうか?
そんなこと知らなくたって生きて行けるだろうけど、気になってしまう。
今の時代仕方のないことなんだろうけど、親はそういったことに対して責任を感じる必要ってあるんだろうか?
などと、ふと思ったり思わなかったり。
あまり関係無いけど、
炊飯器でご飯を炊くことが出来ない。
説明書を見りゃ炊けるんでしょうけどね。
休職してから炊事はこちらで引き受けているが、1年以上休職してるのにご飯を炊く時はいまだに炊飯器は使わない(使えない)。
1人分の時はメスティンや飯盒、それ以上の場合は土鍋で炊く。
大小2つの土鍋があり、炊く量によって使い分けている。
土鍋でマニュアルに炊く方が柔らかめ、固め、お焦げを作りたいなど、炊き分けることが出来るので個人的には柔軟に対応できて便利と感じている。
幼い頃からアウトドア好きの父親から飯盒や鍋での炊飯テクニックを叩き込まれたせいか、今でもそんなやり方の方がしっくりくるので気分的に楽に炊くことが出来る。
時代が時代なだけに、缶切り、栓抜き、土鍋(?)は無くても困らないだろうけど、それらが無いと心配なのはやっぱりそれなりにジジイだからか?
「なるほど確かに出番は滅多に無いだろうけど、いざって時の為にあっても良さげ。」と思った人へ。
このIDEALのガンジー缶切りはお勧め。
力が入れやすく楽に開けることが出来る。
こちらは見たことある若い人もいるかな?
三徳缶切りと呼ばれてるもので、今でもスーパーなどで売ってるのをたまに見かける。
(三徳→缶切り、栓抜き、コルク抜き)缶切りのところの穴がハート形だけど、これは幼い頃我が家にあったのと同じもの。
後から別の会社から丸い穴のものが発売された。
と、勝手に思ってる。
どーでもいいことだけど。