たかがトング、されどトング ~樹脂製トング~
今回は「たかがトング、されどトング」の前編のステンレス製トング(以下、「前編」と記述)に続く後編で、樹脂製トング。
まずはオーソドックスなやつ。
これは前編の最初に紹介した焼肉トングと同じメーカー(田辺金具)の抗菌耐熱カラフルトングBTV7605。形状記憶なので長年使い続けているうちに閉じすぎたり開きすぎたりあるいは挟む力が弱くなったりということが無いらしい。
(まだ実感できてはいないけど、それはいつまでも変わらないお陰かな?)
耐熱温度もMAX270℃と他の製品よりもワンランク上。
そしてお値段が品質の割にお安い設定なのもありがたい(たしか6~700円前後だったか)。
揚げ物にも安心、これから購入を予定してる人にはお勧めできる逸品。
次は失敗例を2つ、菜箸トングとパスタトング。
まずは菜箸トング。
これはオークス㈱のワンクリックサイバシ。まず購入段階で失敗。
「これは良さげ!」とばかり値段も確認せず会計したら1、700円ちょいにビックリ。
更にロック機能が付いてるけど勝手にロックされてしまうことがあり、イラっとする。
いやイラっとなんてレベルじゃない、精神衛生上全くダメだと思うのはあたしだけ?
それともコツでもあるというのか?
もうロックの爪を折るしかないな、と決めてからも腹が立つので折りもせず使わず放置。
以上の2点を除けば前編のクレーバートングの耐熱ナイロン版と考えれば百歩、じゃなくて5百歩譲ってそこそこ使いやすいのかもしれない。
値段的に処分はもったいないので、落ち着いた頃ロックを折って使ってみるつもり。
今はまだ見ると壁に投げつけたくなる。
と、珍しく思い出しただけでイライラしてくるからやっぱ処分か?
誰かにこのトングの良いところを教えて頂きたいもんだ。
今の気分で無理に良いところを上げるとすれば、耐熱温度は250℃までで揚げ物から炒め物までOK。
それに引き換え100%樹脂製なのに、こちらの方が頼りになる。
用途によるかも知れないけど下の写真のサンクラフトの菜箸トングで十分、今のところ困ってない。
上(GF-08B)は28cm、下(GF-09B)は約20cmの耐熱ナイロン製の菜箸トング。
上の耐熱温度は250℃あるので揚げ物も炒め物もOK!
ちなみに下は230℃とちょっと低め。
購入価格は上が381円、下が261円(どちらも税込送料込み)。
ワンクリックサイバシは諸々置いといて、土台がステンレス製なので頼もしく感じるけどお値段との兼ね合いを考えると、、、
微妙。
ちなみにこのサンクラフトの短い方は主にスナック菓子用に使うことが多かったりする。
そしてパスタトング。
これはティファールのエピス トング。メーカーを信じて送料込み361円だったので何も考えずに購入。
でかくて取り回しがイマイチ。
扱いも慣れないとちょっとイラッとするかも。
先がへら状になっているので肉などちょっとした物のフライ返しとしても使えるかと思ったけど、フォーク状になってるところが邪魔。
パスタを茹でた際、鍋の底にへばりついたパスタを剥がすのには便利かも。
耐熱温度も考えようによってはこれだけあれば十分なのかも知らないけど、他社より若干見劣りする220℃。
もはや至る所で300円台で目にするのため気になってたせいもあり、ついイっちゃえ!的な勢いで買ってしまったもののよく考えて購入するべきだったかな。
300円台といったお値段はお試しとして割り切れる金額なんだけど、こいつが視界に入ると凹む。
場所とるわ、使わないわなのに貧乏性なせいで処分出来ないせいだな。
それでも強いて良いところを上げるなら、百歩譲って盛り付けはしやすいかも。
それに比べてお値段的には大して変わらないこちらはお勧め。
上の菜箸トングと同じメーカー、サンクラフトのGFナイロンスパゲティトング。軽くてしっかりしてるし、耐熱温度は250℃あるのでパスタを炒めても安心。
これを使う機会は少ないかも知れないが揚げ物も安心。
意外と重たい肉のかたまりも掴めたりするので1本あると便利かも。
これでなんといっても税込送料込みで381円は安い!
と、思ってしまうお勧めの逸品。
但し少々硬い気もするので掴んで放すを繰り返すことがある場合は、疲れを感じる人もいるかも知れない。
他にもいくつかあるけど、切りがないのでお気に入りのものと失敗だったものを上げてみた。
前編のステンレスも含めてなんでそんなに持ってるのか聞かれるけど、トングはどれもこれも用途によって使い分けると便利なことこの上ない。
料理するのが好きで指を怪我したお陰でこんなものでも色々あるのね。
ってことに気が付かされた。
たかがトング、されどトング。
ちょっと入り込むとなんでもそうだが、奥が深いもんだな。