プジョーより、普通~に、ザッセンが~好きっ♪
ある人から、
「電動ミルは先日の記事でわかったけど、
手挽きミルはどこの使ってるの?
あと挽き心地は?」
みたいなことを聞かれた。
そんなこと聞かれるとは夢にも思わなかったが。。。
ちなみに(関係無いけど)、
その「先日の記事」で書いたカリタのナイスカットミルは生産中止。
新しいのはデザインが今風な上にとてもお手頃価格とは言い難い。
レトロ感のあるナイスカットミルは巷の在庫のみだそうだけど、
15000円ちょいなんて価格で購入するにはギリだったようだ。
さて、使ってるのはまさに『気が付けば』的に揃っちゃった定番の3台。
カリタとプジョーとザッセンハウス。
手で挽いてる人でないと、何故その3台(3メーカー)?
ってのは理解しにくいでしょうけど理由は割愛。
聞いてくれちゃった人、これから書くことはあくまで我が家の3台について。
他の同一のものとは個体差があることも十分考えられるので参考程度に留めといてくださいな。
・左:カリタ/クラシックミル
・中:プジョー/ノスタルジー 841-1
・右:ザッセンハウス/サンティアゴ MJ-0803
正直なところこの3台の中では。。。
カリタのコスパは最高。
色々な意味で安定感抜群だし扱いやすいかな。
伝統云々は置いといて流石日本のメーカー、無難に仕上げてる。
あまり拘り無いのなら最初の1台にはお勧め!
さてさて次は挽き心地。
カリタはガリガリ引っ掛けながら挽いてる感じで滑らかとは言い難いけど、決してそれは悪い事じゃない。
ガリガリ感なんてのは好き嫌いの問題で滑らかじゃなきゃ良くないって訳ではないし、むしろ「豆、挽いてるんだぞ!」感を存分に味わうことが出来る適度なガリガリ感はあっても良いかな。
これはこれであり!
メッシュも安定してるし微粉との割合もバラつきが少ない。
豆を挽く際意識しないと無難なところでついこれに手が伸びる。
そこで最近封印してみた(元箱入れて仕舞い込んだ)。
が、、、封印後もわざわざ引っ張り出してきて使うこと数回(汗
プジョーは滑らかの代名詞みたいに言う人が結構居るけど、
確かに!!
スムースにハンドルが回っていく。
刃は豆が挟まり難い構造になっている為引っ掛かりがほぼ無い。
滑らかだけど挽いてる感のある極々軽いゴリゴリ感。
極上の挽き心地。。。たまらん
ザッセンは時折引っ掛かるけど、引っ掛かってない時はとても滑らか。
なんとも言えない気持ちよさ。
メッシュも安定してるしピンで固定出来れば(後述)言うこと無いんだけどね。
豆を砕いてるというよりも、優しく磨り潰してるような感触。
心地良さはプジョーと甲乙付け難い。
極上の挽き心地。。。たまらん
あと、日常使うにあたって機能的にはどうなのか?
実用本意て普通に使うならカリタで何ら困ること無く十分目的は果たせる。
メッシュサイズを決めたらピンで固定できるので、ある程度安心出来るし使いやすい(ここはプジョーも同じ)。
ところがザッセンは固定出来ない為、ある時いつものように挽いてみれば「荒い、!」とか「細かい!」なんてこともある。
調整ネジを1番締めた状態(1番粗い状態)からどの程度ネジを回すと程良いかを覚えておいて、毎回合わせる。
そして挽く豆を全て投入しないで先に数粒試し挽きしたところで残りを挽く。
数粒と言うのは構造上豆が投入された状態での調整は出来ない(出来ちゃったとしてもしちゃダメ)。
数粒を挽ききったらメッシュを確認してNGなら微調整後に再び数粒挽いてみる、を繰り返して当りを付ける。
そんだけ面倒でもお気に入りはザッセン。
そんなところも自分なりに楽しめれば極上のザッセンタイムを満喫することが出来る。
そんな手の掛かるザッセンが好き。
ちなみにそれぞれのメッシュサイズの調整ネジ部分のアップを載せてみた。
写真は左からカリタ、プジョー、ザッセン。
赤丸は調整ネジを固定するピン。
おまけ
近所のイオンで売ってたザッセン(ラパス)のネジ部分。
扱いやすさ重視なら、カリタ。
雰囲気を重んじるのであれば、ザッセン、プジョー。
個人的にはまずカリタから入ってみるのが無難だと思う。
何故ならお値段が全くちゃうから。
カリタ/クラシックミルは3000円程度で購入したような気がする。
ところがザッセン/サンティアゴは7000円台後半、
プジョー/ノスタルジーは10000円ちょっとくらいだったかな。
今購入するとカリタはそれ程変わってないけど、ザッセンとプジョーは当時の値段ではとても購入することは出来ない(多分)。
(気になったら今の相場をググってね。)
「どうせ買うなら良いものを」って向きにはザッセン、プジョーどちらを買っても十分満足できると思う。
最後に気になる点が1つ。
それはプジョーのなんとも言えない大胆さ。
男らしい程トレイのフチがコーヒーだらけ。
その為紙などの上でトレイを引き出す感じになることも。
このあたりがなんとも言えず。。。
引き出しの板が厚いので余計乗っかってしまう。
ちなみにザッセンはこんな感じ。
真ん中がプジョーだけど、確かに厚い。
ではなぜこうなってしまうのか?
それはミルを下から見ると分かる。
カリタは刃がトレイのすぐ上に来る設計なので刃とトレイの距離が短く飛び散り難い。
ザッセンは少々掃除し難いが飛び散らないように刃の周囲を囲うといった工夫があって愛を感じる。
プジョーは刃が丸出しで、しかも写真では確認し難いけどトレイまで距離がある。
散らかして下さいな、と言わんばかりの作り。
だらだら書いたけど、こんなところだろうか。
聞いてくれちゃった人、
更に細かいことを知りたいようならググって見てくださいな。
歴史から細々書いてる人が沢山居ますよ。
気が付けば更に増えてるかもな(汗