T.B.S.F.(TBSF)管理人の本当のひとりごと/日記

ややこしい話しは厳禁、ラフに言いたい放題。
『家族』「料理」「キャンプ」「釣り」をこよなく愛する早期退職プー太郎オヤジのひとりごと(日記)。
※キャンプも釣りもコロナ禍で自粛中な為行けてません(涙
 インドアの趣味である料理ネタばかりだけど、
 それも悪くないと思い(諦め)始めた今日この頃、なんだかなぁ。。。
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「何にでも合う調味料」とは?

『ほりにし』『黒瀬のスパイス』『マキシマム』と言ったら有名な3大アウトドアスパイス。
BBQスパイスとかオールインワンスパイス、万能調味料(スパイス)などとも呼ばれているもの。
 
だそうだけど、
「なんじゃそりゃ?」って感じで、そんなスパイスのことなど大して気にしちゃいなかった。
とは言え、キャンパーの間では常識と言える勢いで使われているのでよく耳にするため、存在だけは(名前だけは)以前から知っていた。
中には身近な店で日頃から見かけてたものもある。
 
ほりにしは近所のスポーツオーソリティで売ってるが、興味ないので毎度スルーしてた。黒瀬のスパイスは売ってるのは見た事なかったけど、ある人がイオンの『醤油が香るブレンドスパイス』とほとんど同じ味であるなどのウンチクを力説してたことがあったが、なんのことやらさっぱりだしやはり興味も無いのでスルーした。マキシマムは成城石井やカルディで売ってるのを見かけてはいたが、これまた興味ないのでスルーだった。
 
 
ある日、引っ越してみたら偶然ご近所さんになったので運命を感じてる古くからの友人が「何にでも合う」と言って、ある塩をくれたことがあった。
早速頂いてみると、感じ方は人それぞれだけど自分的にはいくつかある岩塩の1つと言った感想だった。
 
「何にでも合う調味料」ならなんとなく分からなくも無い。
だけど「何にでも合う塩」はシンプルなだけに色々な意味で少々難しいように思うが。。。
(「塩なんてそもそも何にでも合うじゃん!!」と言いたい人も沢山いそうだけど、意外と奥深い。)
 
そんなことを思ったり思わなかったりしてると、
ふと先のアウトドアスパイスが頭に浮かんだ。
そう言えば、
「キャンプには他の調味料を持たなくても、とりあえずお好みの1本を持っていけばなんとかなる。」
と、言ってたなぁ。
しかも1人や2人ではない、何人かいた。
それこそ「何にでも合う」ってことだろう。
そこでなんだか試してみたくなり、近所のスポーツオーソリティへ行ったついでに『ほりにし』を買って来た。
 
その晩早速頂いてみると、これが思いの外悪くない。
何にでも合うと言われてるのがよく分かる。
まずは大好きな鶏モモステーキで試してみたが、スルーするほど気にしてなかったことを後悔したほど旨い!
とは言えお気に入りの塩でいただく方が好みなのは変わらないけど、とにかく旨い!!
新感覚なので上手い表現が見つからないけど、塩、胡椒、醤油、ガーリックなどで作り込まれたベースにハーブを加えて味を整えたようなイメージ。
ハーブを感じるせいか、しっかりした味なのに優しさがあるように思った。
このハーブっぽさを活かしたくて『ほりにし』+オリーブオイル+黒酢でドレッシングを作ってみたところ、最高に旨かった。我が家ではドレッシングは買ったこと無く全て自家製だが、そのレパートリーに一発で仲間入り決定!
その他ポテトフライにシャカシャカしても旨そうだし、白身魚のムニエルの味付けやアヒージョなんかも合いそう。
マヨネーズに混ぜて野菜スティックのディップにもイケそうだ。
確かに幅広く楽しめそうで、「何にでも合う」と言いたいのがよくわかる。
感動~!
 
こうなると他も試したい。
だが『黒瀬のスパイス』は見かけた記憶もなくどこで売ってるかわからないので、ヨドバシの通販サイトで購入した。
送料無料で840円。
ちなみにこの時点では2本以上買うならアマゾンのが安かった。
 
そして『マキシマム』を求めて津田沼のカルディへ行ってみた。
するとギリギリセーフで購入出来たが、他で用事を済ませて帰りに再び寄ってみると、補充されることなく入荷待ちになっていた。 
 
オールスター勢揃い!まさか全く興味無かった自分がこんなことになるなんて(汗
 
さて味の違いだが、
まずほりにしだが、兵庫県の「アウトドアショップOrange」という店のオリジナル。
堀西さんというマネージャーさんが数年かけて開発したとか。
味に関しては先述の通り。
 
黒瀬のスパイスは、1950年創業の福岡県北九州市の鶏肉専門店「かしわ屋くろせ」が販売してる調味料。
塩、胡椒、ガーリックなどで『ほりにし』同様しっかりとベースが作り込まれている。
こちらはハーブっぽさはあまり強くは感じないが、醤油と胡椒が強めで辛みとコクをプラスしてスパイシーに仕上げられている。
ガツンとパンチが効いてるので、良い意味で荒っぽさを感じる男のスパイスと言ったところか。
特に鶏肉との相性はピカイチだと思った。
『ほりにし』よりも醤油っぽさが強いので白米に混ぜて、焼きおにぎりにしてみたら、何故か邪魔なものを感じたけど、何だろう?
これも「何にでも合う」のはわかるんだけど、焼きおにぎりだけはリピート無いな。
焼きおにぎりはカツオ出汁のきいた醤油で焼く方が好き。
とは言え初めて開封した時は、気が付けば直接舐めながら一杯やっていたってほど旨い。
イオンの『醤油が香るブレンドスパイス』と同じ味と言ってたのを思い出し、こちらも買ってみたが、確かに似てる。
じっくり比べると違いはあるけど「『黒瀬のスパイス』だよ」と言われても疑うことなく信じてしまうと思う。
(あくまで自分の場合)
そんな程度なので値段を考えたら今後は『醤油が香るブレンドスパイス』でイイかな。
 
続いてマキシマム
宮崎県にある「中村食肉」という和牛の加工から販売まで行う会社のオリジナル調味料で、宮崎では昔から家庭に浸透してるとのこと。
もはや宮崎県の名物と言ってる人もいた。
味は、
初めて口にしたときは、ほんのりかつお出汁を利かせたコンソメにオニオンパウダーと少しのクミンをパラパラっと振りかけたといった印象だった。
中村食肉のサイトにスープにも合うと書いてあったけど、確かに良さそう。
(決してコンソメ味では無いのに、不思議なことにそんな雰囲気を感じる。)
マキシマム』味のポテトチップやポテトフライが普通にありそうで、新感覚というよりも身近に感じる味なので馴染みやすく宮崎では一般家庭に浸透してるってのはよくわかる。
胡椒や唐辛子の辛さは感じるけど刺激的ってほどでも無いので子供にも受けそう。
何故だか先の2つのスパイスとは分けて考えたくなる。
スパイスというよりも調味料と言った方がしっくりくるかな。
 
 
どれも確かになんにでも合うスパイスだと思う。
後は好みの問題かな。
おさらい、、、ひとことで表すと、
『ほりにし』は優しいハーブの利いた洋風のオシャレな料理に仕上がる。
『黒瀬のスパイス』は醤油が強めで和風っぽくて刺激的。
『マキシマム』はコンソメ顆粒感覚で使えるのでイメージしやすいから馴染みやすいかも。
 
個人的にはどれも甲乙つけ難く、自宅にはそれぞれ用意しておきたい。
強いて1つ上げるならかける相手にもよるけど『黒瀬のスパイス』が好き(だった)。
でもこの類のものを初めて試すのであれば、まずは軟らかい万能スパイス『ほりにし』から試して欲しい。
特に女性には。
次は万能調味料色の強い『マキシマム』
この2つが有れば、取っ掛かり楽しめるように思う。
慣れてきたところでパンチのある『黒瀬のスパイス』or『醤油が香るブレンドスパイス』かなぁ?
 
 
それぞれに共通して言えることは、
帰宅後はシンプルな塩胡椒が懐かしく思えるかも知れないけど、確かに言われた通りお気に入りの1本が有れば1泊、2泊のキャンプなら困らないように思う。
荷物を減らしたい時には持って来いの調味料かな。
 
語彙力が無いので表現が難しいけど、ポテトフライなどジャンキー系のつまみには最高の相性なように思う。
ダッチオーブンでガッツリ料理する場合もたまにはこれのみで味付けしても良いだろう。
燻製の下味にしてみるのも良さげ。
使い方さえ間違わなければ1本あっても邪魔にはならない、いやむしろ常備しておきたい。
 
注意点としては、
自宅でも活躍の場は沢山ありそうだけど、「何にでも合う」し旨いからと言って使いまくるとどれも主張が強いが為に食材の味を活かすことは難しく、テーブルに並んだ料理が全て同じ味になってしまうから気を付けたい。
またどれも旨いのでついかけ過ぎてしまうが、塩分摂取量が増えそうなので要注意!
そして安い肉でも美味しく食べられるが、続くと後味スッキリの塩胡椒が恋しくなる。
奮発して高級な材料(特に肉)を調達した時には要注意。
それの味になってしまうので、そんな時は素材の味を生かしてくれるお気に入りの塩のみで頂きたい。
開封後の注意点として必ずやっていることがあるが、数日使う分だけ残してあとは冷凍保存している。
どれも湿気を吸収しやすいようで、すぐにパリパリ感が無くなってしまう。
特に『ほりにし』は湿気やすいのか、必ずそうしないとすぐに固まってしまう。
これは何があっても必須!!
それから定価は決まっているとは思うけど、店によって値段が違うので要注意。
例えばマキシマム。
良く行く船橋の成城石井では755円。そこから数メートル先のカルディでは645円。仕入れ値や割引率の違いなのかもしれないけど、成城石井は盛ってるように見えてしまう。
その他『ほりにし』『黒瀬のスパイス』も同じで、1000円以上で売られてる店もあるので気を付けたい。
参考までに各スパイスは自社のショッピングサイトだとこれを書いてる時点で以下の値段(税込)で販売されていた。
・ほりにし・・・・・¥842-
・黒瀬のスパイス・・¥550-
・マキシマム・・・・¥540-
どれも送料がかかるので、多少であれば盛られててもお得っちゃお得ではある。
ところが中には派手に盛ってる店もあるが、
なんだかなぁ。。。
 
 
さて、
自分の中では有りそうで無かった万能調味料。
素直にもっと早く試してみてもよかったなぁ。
なにも避けて通ることは無かったと、つくづく。



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