フッ素加工のフライパンから鉄のフライパンに乗り換える人が多いらしいけど。。。
先日母親が「既に油が馴染んだその炒め鍋が欲しい。」と言い出したので、親孝行のつもりで育ててた炒め鍋をあげた。
早速代わりの炒め鍋を決めようと、フライパンについてネットで色々模索している最中あることに気が付いた。
それは、フッ素加工のアルミのフライパンから鉄のフライパンに乗り換える人って結構いるんだなってこと。
ところがその後フッ素加工のフライパンに「戻ってしまった派」と「2度と戻れない派」の2極、それも「戻ってしまった派」は意外と少なくないってことを知った。
更に諦めの早い「直ぐに戻ってしまった人」と、一生懸命頑張ったものの努力が報われず「しばらく使ってみたけど戻ってしまった人」が居る。
気になる「頑張ったけど戻ってしまった派」の人のブログを読ませて頂くと、いくつかある理由の中で『手入れが難しい』、『重すぎた』、『火力が上手く調整できない』の3つが気になった。
以下、上の3つの理由それぞれに対して思ったことの備忘録。
①初めて使う時の、「空焼きしてからの油馴らし」のハードルが高い。
②使った後の手入れが難しい。
③洗ったにせよ洗わないままにせよ、放置したら錆びてしまった。
そんなところが多かった。
①、②、③ともにリバーライトの『極』やビタクラフトの『スーパー鉄』などの窒化処理されたフライパンを使えば丈夫で錆びにくく手入れが楽。
初めて使うときの空焼きも不要だし、使用後はサッと洗っておくだけで油は塗る必要ない。
(洗剤はNG:使い込むほどに油が馴染んでこびり付きが減っていくが、洗剤で洗ってしまうとその馴染んだ油が落ちてしまう。)
もし問題が①のみだといった場合は普通の鉄で出来たフライパンであっても、かっぱ橋のヤマヤ商店や釜浅商店などで別注される山田工業所の打出しフライパンのように錆止めが塗られていないフライパンもあるので、そちらを選べば空焼きは不要。
・・・(汗
多分錆止めの匂いなので、体によろしくないように思う。
直ぐに空焼きすれば大丈夫だと思うけど、それでも匂ったら買ったところに要問い合わせかな。
ガスコンロのセンサーの問題で空焼きが出来ない場合はカセットコンロを使えば大丈夫。
ちなみに母親は「ずいぶん楽なフライパンだけどこんな鉄があるのね!?。。。ほんとに鉄?」と驚いてはいるものの、逆に鉄のフライパンを使っている実感がわかず半信半疑でいるようだ。
※参考→リーバーライトの使用説明書
鉄のフライパンが初体験である人にアリがちなのは「長く使うことになるから。」ってことでいきなり2mm、3mmもある厚くて重たい大きなフライパンをネット通販でポチってしまい、頑張ったけど結局使いこなせなかったといったパターン。
一理あるので気持ちはわかる。
でも女性がそんなフライパンを扱おうとすると、洗うのさえままならないくらい重く感じることだろう。
筋トレかよ!・・・みたいな
そうは言っても厚みのある鉄板の方が美味しく焼けるのは確かではあるけど、1.2mm~1.6mmだってフッ素加工のアルミのフライパンよりは美味しく焼けるので軽いものを選んでも大丈夫!
厚板について個人的な考えは、まず薄い(普通の)鉄のフライパンに慣れてきてから追加するか否かを検討しても遅くないように思う。
もしかしたら慣れた頃には「これで十分満足!」となってるかも知れないし。
こればかりは素材そのものの蓄熱性や熱伝導率などの違いも関係してるので、長年アルミに慣れた人が鉄を使うと戸惑ってしまうのも仕方ない。
ただ鉄のフライパンでも厚さ1.2mm~1.6mm程度のものであればアルミのフライパンを扱う感覚と大きくかけ離れてはいない(ように思う)ので、器用な人だったらすぐにアルミのフライパンを使ってた時と大きな誤差無く調節できるようになると思う。
ただまだ慣れてない時にありがちなのはフッ素加工のフライパンと同じ感覚で火に掛けたまま、準備し忘れてたなどの理由で新たに注ぎ足す材料を用意したり(探したり、洗ったり、刻んだり)、調味料を探しまくったり。
これをのんびり同じペースでやってると火加減次第では気が付けば焦げてたなんてこともある(慣れてからもうっかりあったけど)。
なんせ鉄のフライパンの熱伝導率はフッ素加工のフライパンの217倍らしいが、一度温度が上がり始めるとフッ素加工のフライパンなんぞとは比較にならない程のスピードで、あっという間に高温になるからそれも頷ける。
使う材料と調味料は事前に準備してから調理を始めないと、痛い目を見る(見た)
「イヤイヤ、ちゃんと全て準備してから料理してるのにどうしても出来上がりが普通に焦げ気味!」って人は、おそらく先入観から火が強くなりがちなのかも知れない。
世間で言われてるほど鉄のフライパンは強い火を意識する必要は無い。
調理はフライパンの温度を一旦十分上げてから始めるが、使用後に油を塗ってる場合はそれを焼き切るまで(煙が出なくなるまで)加熱する。
この時の火力はバリバリ強火MAX。
(自分の中でこの工程は重要で、やらないと何故かくっつきやすい気がするし、ごく少量だろうけど鍋に残った古い油で調理することになってしまうので良くない気がしてならない。)
十分加熱されたら一旦火を止める。
ちょっと温度が下がるまで待って必要な分の油を投入したら再び点火、さていよいよ調理開始。
あと、炒め鍋でバンバン煽りながら調理するときも強火は使うか。
だがここからは。。。
残念ながらひたすらフライパンとコミュニケーションとりながら、“慣れ” ていくしかないのかも。
参考までに、自分の場合 “中火” といったら炎の先が鍋の底に触れるか触れないかくらいと考えている。
焦げ気味な人はもしかしたら中火と言われてももう少し大きい炎になるよう調整してたりして?
としたら“中火”に対する意識を変えると少し良い方へ行くかも知れない。
そうすれば弱火も自ずと今までよりも弱くなるから使う火の加減が全体的に弱まると思う。
確かにフッ素加工のフライパンを使うときはもう少し大きな炎で使ってたし、火力なんて比較的アバウトでもまず間違いは起りにくい。
鉄のフライパンをメインで使うようになって以来、自分の中で中火の基準がしっかり決まってからは(自分の場合鉄のフライパンでは炒める時以外、中火以下を多用するので)目から鱗だった。
もちろん厚さや大きさ、形が異なるフライパンではそれぞれ火加減の調整は微妙に変わる。
やはり頑張って慣れるしか無いか。。。
と、思う。
確かに鉄のフライパンで焼くと、抜群に旨い!
お気に入りの山田工業所の打出しフライパンで焼くと見た目もワイルドだし料理してる感満載で、なんか満たされるものがある。
鉄のフライパンで朝食作ったって、油の馴染んだフライパンなら以外とお手軽!!
目玉焼きは子供の頃母親が焼いてくれたように、白身の周囲がパリッと香ばしく焼き上がる。
あたしゃ完全に2度と戻れない派だな。
コメント
はじめまして。
私は鉄のフライパンを購入して一生懸命頑張ったものの努力が報われない派なので悩んでます。
鉄のフライパンで検索してたところこちらのブログにたどり着きました。
沢山フライパンを使ってらっしゃいますね。
実はリバーライトのフライパンを1年くらい使ってます。
ところがいまだにこびり付くんですが何故でしょうか?
山田工業にしてたらそんなことは無かったのでしょうか?
錆びませんけどいまでもこびり付くので少し後悔してます。
よろしかったら教えて頂けませんか?
よろしくお願いします。
こんにちは。
はじめまして、はるみママさん。
そうですかぁ。。。
リバーライト極のフライパンはこびり付くか否かと問われたら、我が家のもこびり付きますよ。
特に炒め鍋のこびり付きっぷりは、どんだけ使い込んでもハンパ無いです。
対して山田工業やロッジなど普通の鉄製のフライパン達は、一度油が馴染んでしまうと料理によっては全く油が不要なくらいこびり付きにくいです。
不思議なことに同じ窒化処理されたフライパンでもビタクラフトはあまりこびり付きません。
なんでリバーライト極はくっ付くんでしょうね?
ちょっとわかんないです。
ごめんなさい。
今度もう少し詳しく日記に書いてみますので、お時間下さい。
コメント、ありがとうございました。
初めまして!
鉄フライパンで検索中、たどり着きました!
いきなり長々と質問すみません。
先日リバーライト の炒め鍋28センチを購入し愛用し始めました。
次に餃子などたくさん焼けるものが欲しく
リバーライト の底厚28センチかビタクラフト のスーパー鉄28センチで迷っています。
私の探し方が悪いのかビタクラフト のレビューが少なくなかなか比較しかねています。
底厚は重いとの声が多いですが普段お鍋はストウブを愛用しているためあまり気になりません。
突然で本当に申し訳無いのですがアドバイスいただけると嬉しいです。
よろしくお願い致します!
ふーすけさん
はじめまして!
コメントありがとうございます。
そーでしたか。
鉄のフライパン、イイですよね。
出来上がった料理の味が全然違うので、料理が楽しくなります。
まだビタクラフトのスーパー鉄のフライパンを使う前のことですが、そごうデパートの鍋売り場にビタクラフトの人が来てました。
その時話をしてたら、
「それだけ色々お使いの方に多くは語りません、使えば必ずリバーライトとの違いがわかって頂けるはずなので是非使ってみてください。」
それがきっかけで、奥さんにプレゼントしました。
奥さんもリバーライトには全く見向きもしませんでしたが、ビタクラフトは毎朝使ってくれてます。
感想は、そりゃフッ素加工よりはくっつくけど快適だとか。
ただしそれは普通のスーパー鉄のフライパンです。
ビタクラフトに厚板があるかはわからないし使ったことが無いため、すみませんが何とも言えません。
そんな訳で、普通のフライパンであれば個人的にはスーパー鉄をお勧めしたいです。
ちなみにリバーライトの厚板で餃子を焼くとグチャグチャになりやすいです。
油を多めに使ってもダメ。
綺麗に餃子を焼くにはかなりの修行が必要だと思います。
結局今ではリバーライトの炒め鍋と厚板はお蔵入りしてます。
炒め鍋は山田工業に戻りました。
厚板を使いたい時は今は山田工業のフライパン、もしくはLODGEのスキレットを使ってます。
ちなみに山田工業のフライパンの厚みは、
1.6mm、2.3mm、3.2mm
とあります。
リバーライトの厚板は3.2m mなので、同じ厚さのもありますね。
関係ありませんが、
個人的には山田工業の打ち出しフライパンが1番扱いやすいです。
油が馴染むと窒化処理されたフライパンとは比較にならないくらいこびり付きません。
以上ですが、回答になってます?
ご丁寧にありがとうございます!
とってもとっても参考になりました^ ^
早速チャーハンを作ってみたのですがパラパラ&美味しくてビックリしました!笑
今までフライパンはテフロンを買い替え続けていたのですが
すぐにダメになってしまうためいい加減めんどくさくなり
今回思い切って使用頻度の高い炒め鍋から買い替えてみました。
実は鉄とはまた違うと思うのですが
ストウブが大好きでブレイザーの24センチと28センチを持っているのでフライパン代わりに…とも思ったのですが
重い&フライ返しが使いにくい&餃子大失敗だったので(笑)
意を決してフライパンも鉄にしようと探していた次第です。
だからと言うのも変ですが、厚板にこだわっているわけではなく
せっかくだからリバーライトでフライパンも揃えようと思ったのですが、フライパンで調理する事が多い餃子やお肉などを焼きにくそうだったため、底面がそれなりに広いものを探していました。
理想の広さのものがリバーライト だと厚板の形になるのですが
ビタクラフト のスーパー鉄を実際に店頭で手に取る機会があり
かっこいい&理想の形だなー。と思いまして…。
でもなかなか使用感を書いているものを見かけなくて(;ω;)
普通のフライパンとして使えるものを探していたので
ビタクラフトをオススメしていただいたのと厚板だと餃子が焼きにくいと教えていただき、餃子が大好きな一家なのでビタクラフトのスーパー鉄にしようかなーと気持ちが固まってきました^ ^
でも、フライパンって奥が深いのですね!
私は厚さの違いやメーカーの違いなど全然分からないのですが
お気に入りの道具だと料理へのモチベーションが格段に上がりますよね^ ^
山田工業気になります!
そして、突然の質問にも関わらずご丁寧にお答えいただき本当にありがとうございました!
また教えて下さい!
お役に立てて嬉しいです。
ビタクラフトはほとんど奥さん専用だけど、鉄なのにテフロン加工のフライパンと同じように扱えるところが気に入ってるポイントだそうです。
良き鉄鍋ライフを!!