そう言えばニトスキ買ったけど。。。　差し上げます

先日ある人が、
「ＬＯＤＧＥ（ロッジ）は鋳鉄の配合がミソ！
他の鋳物製品とは一味違うんだゼ！！」
と、言っていた。
「ほ～、どの辺がミソなの？」
と、尋ねてみれば詳細は不明とのこと (-_-;)
なんじゃそりゃ。
　
ただ、言われてみるとニトスキとは色が違う。
ニトスキはあまり艶の無いカーボンを思わせるような黒さだけど、ＬＯＤＧＥには鉄っぽい薄っすらとしたそそられるような輝きがある。写真は収納してある状態のままだけど、ちょうど取っ手の部分だけ飛び出してたので撮影してみた。
左はＬＯＤＧＥ、右の２つがニトスキ。
写真だとわかりにくいけど、上記のような微妙な色の違いがある。
これは確かに使われてる鋳鉄が違う証だろう。
ちなみにニトスキはほとんど使ってないが、シーズニングする前の新品時はもう少しグレー掛かっていた。
　
確かに素人であっても、
「流し込む鋳鉄の質によって出来上がる製品の質も違って来るのかな？」
ってことくらいは、なんとなく想像出来る。
経験上鋳物は割れる（どんな場合に割れたかはここでは割愛＆割れたのは中〇製）。
だがＬＯＤＧＥは特別丁寧に扱ってたわけじゃないけど、割れたことが無い。
長年愛され続けてきた理由の１つには、子供や孫へも受け継ぐことが出来るほど丈夫に出来ているといったこともあるのかな。
　
日本で代表的な鋳物製品と言ったら「キューポラのある街」でお馴染みの川口の鋳物工場で作られたものや山形鋳物、更に岩手が誇る日本の伝統工芸である南部鉄器も鋳造（溶かした金属を型に流し込んで作る方法）により作られるので鋳物製品。
その他全国各地に工場があって選択肢は豊富、歴史もあるため（日本に技術が伝わったのは紀元前数百年ころとのこと）日本では昔から一般的に馴染み深い。
対してＬＯＤＧＥの歴史は１２０年ちょいなので比較にならないほど浅く、しかもアメリカの鋳物製品はＬＯＤＧＥしか無かったと書かれた記事を読んだことがある。
それが本当だとしたら、そりゃ選択肢が乏しいんだから「アメリカで鋳物と言ったらＬＯＤＧＥ」ってことにもなるよな。
ただ、今尚愛され続けているということからも品質は確かなんだろう。
　
　
昔日本の近くの某国で鋳物を作ってるところをＴＶで見たことがある。
子供達が危険な薬品の空き缶や錆びた鉄くずを集めて業者へ売りに行く。
買い取った業者は洗わずラベルも剥がさないでそのまま溶鉱炉へ放り込んで、それを型へ流し込みスキレットらしき物を作っていた。
その時は「異物は全て高温で焼けちゃうのかな？」などと、そういうもんだくらいに思ってた。
ただ、万が一証拠隠滅とかで妙な物まで溶かしてたら怖いな。
憶測だけど、お国柄を考えると申し訳なく思いつつもそんなことが頭を過ってしまう。
　
いずれにしてもＬＯＤＧＥの人気は不動のものであるようだし、安心なんだろう。
　
それにしても、どの辺がミソなんだろうか？
こんど気が向いたときにでも調べてみようか。
　
　
では以前、一斉を風靡する程の勢いだったニトスキはどうなんだろうか？
中国製とのことだけどニトリが販売してるので安心できる。
検索しても不具合らしきことが書かれた記事やブログは見たこと無い。
価格も安くニトリブランドなので皆さん飛びつくのも頷ける。
　
ニトスキは昨年秋頃、今更と思いつつもセールに負けて勢いで購入した。
だがスキレットを使いたくなると、どうしてもＬＯＤＧＥを使ってしまう為シーズニングを済ませた後は思い出したように１、２度使った程度。
しかも目玉焼きを焼いたくらいしか記憶に無い。
いくら安いとはいえ、勿体無さ過ぎるな。