「ソロキャンプ、ばんざ〜い」なのに、キャンプが流行ってることに気付かなかった
友人達とキャンプを楽しんでた1990年代のこと。
住んでた周辺に突然あれよあれよとアウトドアショップが出来始めた時期があったが、我が家のファミリーキャンプや友人達とのグループキャンプが全盛だった時期と重なったもんだから盛り上がりまくりだった。
ところが数年もするとまたまた突然あれよあれと閉店続出。
馴染みの店舗も次々閉店していったのは寂しかったが、閉店セールに便乗して色々買いあさってた記憶がある。
何故突然ブームは去ったのか?
それはインドアブームの到来にあると言う。
「プレイステーションが発売されて、翌年には阪神淡路大震災で携帯電話が見直され始め、更にWindows95が発売されたことでパソコンが一気に広まり、インターネットの普及に拍車が掛かった。
そのあたりから人々の目はインドアへ向き始めてアウトドアは衰退していった。」
らしきことをなんかで読んだことがあるが、ってことは主な理由はインターネットの普及だったってことなのかな?
最近気付いたんだが、再びキャンプがブームとのこと。
その原因は携帯電話の普及にあるらしい。
というよりインターネットが浸透していることにより、多くの人の間ではSNSが生活の一部になってることによるものだという。
ってことは、キャンプはインターネットにより衰退して、インターネットにより再熱したってことになるんだな、フムフム。
テントやタープの設営、焚火の起こし方、道具の使い方など20年以上前のブームの際はモタモタしてる不慣れなお父さんを見かけることもあったが、近頃は分からないことはスマホさえ持っていれば検索するとすぐに解決する。
動画で見たければYouTubeにゴロゴロしてる。
キャンプとはまた違う係りになるんだろうけど、映えることを意識してグランピングでキャンプ気分を味わう人も増えてるらしい。
そしてフェイスブック、インスタグラムなどのSNSに載せたくて非日常のキャンプへ繰り出す若い女性も増えてきたとのこと。
ところがソロキャンプが近頃流行ってる原因は、グルキャンやファミキャンが再び流行り出した理由とは真逆。
そういったSNSやLINEを含めた日常的な対人関係の煩わしさから離れてリフレッシュしたい人が増えてるところから流行りだしたとのこと。
自分が今更復活した理由は元々仕事帰りの一人飲みが好きだったのに、仕事を辞めてしまった今となってはそういった機会が無くなってしまった、というのがきっかけだった。
退職後はわざわざ一人で飲み屋へ通うのもなんとなく気が乗らずそのままになっていたが、ある時断捨離中にキャンプ道具を眺めてて「復活すればまた一人で飲めるじゃん!」と、突然思いついてから始まった。
そういえば元々好きだった仕事帰りの一人飲みは、ある程度の立場になって人との関わりを煩わしく思い始めた頃からだったかも知らない。
好きな時間に
好きな店へ行って
好きな酒を飲んで
好きなものを食べて
好きな時間に帰る
こんなに気を使わず好きに出来る時間、空間がなんともたまらなかった。
仕事を辞めてから一人飲みは気乗りしなくなったってのは、煩わしい人間関係にイライラすることも無くなったせいでもあるのかも知れない。
それでもあの空間の心地良さは捨て難いものがある。
そんな時間は飲み屋で過ごすよりも癒されるフィールドで過ごす方が何倍も楽しい。
ファミキャンやグルキャンは何かがきっかけとなって、再び陰りを見せる時は必ず来るようにも思う。
だけどソロキャンは時代の流れ的に流行るべくして流行ってるようにも思うので、当分の間は地味ではあっても廃れることは無さそうに思うが、そもそもソロなのでやってる人からすると流行っても廃ってもあまり関係無いのかな。
復活してからそれほど経ってないけど、復活して良かったとつくづく思う今日この頃。
ソロキャンプ 、ばんさ〜い \(^-^)/