自作タナゴ浮きの新たな試み
タナゴ浮きを自作する際は、バルサ材を削り出して形を整えたら漆を重ね塗りして研ぎ出していた。
これは数年前に作った最後の漆塗り(カシューだけど)の浮き。研ぎ出しは手間が掛かるので、近頃はタナゴ浮きに対してそこまでの気力は無い。
2度と作るつもりは無かったし、作らなくても一生困らないくらいは作った。
ところがある友人からタラノキで作って欲しいと無理やり頼まれたのがきっかけとなって、何度も断ったが不覚にも根負けして昨年の夏に復活してしまった。
なんとか着手はしたが、久しぶりでも面倒は面倒。
今回で最後と改めて心に誓ったが、それ以前に申し訳ないけど現在滞っている(というより放置)。
騒ぐだけ騒いでその後会った時でも何も言ってこないので、現時点ではなんか言われるまで再開する気は無い。
既にそれくらい面倒に感じるようにまでなってしまった(汗
ある時、
巷でよく見掛ける極小のタナゴ浮きは、
『小さいと見難いから使えないだろうし、そもそも小さい浮きなんて作れない。』
と、友人達に話すと、
そーでも無いと言いながら何人かがタックルボックス(?)から自作の極小浮きを取り出して、いくつかくれた。
せっかくなので後日頂いた浮きを使って仕掛けを作り、実戦投入してみた。
するとコレがまたすこぶる使いやすい。
頂いたものはどれもイイ感じだが、中でもこれが1番のお気に入り。小さいのに見やすいしアタリも取りやすく感度も良好。
塗装はかなりシンプルだけど、実用本位で考えたら全く問題無い。
シンプルイズベスト、手間暇かけなくてもコレでイイじゃん!
タナゴ浮きは2度と作らないと決めたが、この友人の浮きに対する考え方を真似て作って見たくなった。
まず材料を確認すると、
主にタラノキを使うけど、ヤマブキやブタクサでも作れるし他にもいくつかある、とのこと。
目の前に生えてたブタクサをその場でむいて見せてくれたり、その時見かけなかったヤマブキも、中を抜いてわざわざ届けてくれた。
また一緒にいた別の友人は、タラノキが自生してる場所へ連れてってくれた。
なんとそこは近頃通ってるお気に入りの釣り場近く。
ヤマブキはブタクサほどでもないけど、よく見ればその辺に生えてるとか。
凄ぇー、身近なところにいくらでも材料が有るとは!!
ただ足だけはカーボンを使ってるとのこと。
爪楊枝を使ったことがあるけど、なんとなくノスタルジックで嫌いではない。
だが、いかんせん太い!!
やはりタナゴ浮きには細い方がバランスも良く扱いやすいかな。
早速頂いたヤマブキと釣りの帰りに刈ってきフダクサで作成開始!
(開始はココから→「タナゴ釣りに行けないので、久しぶりにタナゴ浮き」)
漆を使わないでお手軽に塗装するとなると、塗料の問題とかコーティングとか色流れ等の問題がある。
だがルアーと違い、塗料同士の食い付きがどーのと細かい事は気にしなくて問題無い(ように思ってる)。
難しく考えてたら全くお手軽では無いし、その気で頑張れば1日で作れるので仮に破損や紛失などがあったところで研ぎ出した浮きやハンドメイド・ルアーのロストと比較したら全く気にならない。
塗料は友人達からのアドバイスをもとにコレらを新たに調達してきた。アクリル絵の具については誰も詳しいことは知らないようだったが、個人的に試して見たかったので一緒に揃えてみた。
その他今まで使ってたトップコートも使った。トップコートは友人に倣って試しに1色購入してみたけど、マニュキアタイプの方が圧倒的に楽だな。
これらを使って塗装して仕上げたのがこれら。見た目はショボいけど、楽だあ~~~!
ペイントマーカーは思いつかなかったな、お手軽で使いやすい。
今回は最初にポスターカラーの黒で全体を塗って、その他の色はペイントマーカーを使った。
トップはペイントマーカーの白で下塗りし、その上に浮き用蛍光塗料を塗ると華麗になる。
乾燥後は水性ニスでコーティングしたら出来上がり。
実は下塗りの黒は防水効果のある水性アクリル絵具を使ったつもりが、間違ってポスターカラーを使ってしまった。
これに水性ニスを塗ると色流れしてたので、次回からは要注意だな。
油性塗料で塗装した上から水性塗料でコーティングなんて、自分のハンドメイド・ルアーでは考えられない。
けど、超楽ちん!
横穴も開けないのですぐに出来あがる、こりゃたまらん!!
ちなみに今回作った浮きは、過去最高に小さい。
早く試してみたいもんだ。
そして、
またある友人は、バルサの板材で作ってるとか。
なる程、ちょっと考えたけど実際に試す事なくそのままになっていた。
しかもバルサは丸棒よりも板の方が柔らかいので板を使ってるとのことなので、それならルアーで使ってた在庫が大量に残っている。
しかもバルサは浮力があるのでステンレス鋼を足にするとまっすぐ自立するので扱いやすいとか。
ステンレス鋼の在庫も沢山ある。
0.6mmの鋼線が程イイとのことだがトラウトやメバル用のルアーに使っていたので在庫はある。
新たに材料を調達する必要はないので、近々試して見る予定。
タナゴ仲間達と自作浮きの話で盛り上がってる最中に、ある友人が「浮きなんて実際そんなに使わないよね、家にゴロゴロしてるし。」と、こっそりメッセージを送ってきた。
おっしゃる通り!!
色々試しながら物づくりしてるのが楽しいだけ。
現在付き合いがあってタナゴ釣りを一緒に楽しんでる人達は、見事に全員浮き程度なら自作する。
よってその友人のおっしゃる通り、行き場の無い浮きがゴロゴロしてしまう。
それでも思い立つと作っちゃうんだな、コレが。。。
漆の研ぎ出しは作りたく無いけど。
コメント
行き場のないルアが200以上はあるかな(笑)。
ウキはそれほどでもないけどけっこうあるし。でも作るって楽しい。
使って気付いたり思いついたアイデアをお試しで作ってみるのもオツなもの
そんなんがこの趣味のだいご味でしょ。
自分の場合遅ジモリ仕掛けなので、ほぼ浮力を与えるだけのものになっておるのですが
いちおう視認性は重視しとります。
水性ニスって乾燥しても水になじむ(漬ける)と白っぽくならないかなあ?
っと疑問をいだくならやってみましょうかね、買いにいこっと。
いやー、日曜の晩から発熱で死んでましたよ。
何も口に出来ず寝たきりだったけど、昨晩から多少良くなってきた感じ。
やっと普通に食べ物が口に出来ようになったけど、まだ味がへんなところが悲しいところ。
そんな訳で諸々滞ってたけど、ニスのドブ漬けくらいならそろそろ出来そー!
確かにルアーもゴロゴロしてるけど、浮きはゴロゴロゴロゴロ。。。
それでもこれからも作ってしまうんだろうけど。
物作り好きの宿命なんでしょーね。
このニス塗った浮きが濁ってしまうとしたら、ちょっとショックかも。
なんの疑いもなく推められるがまま買っちゃったよ!!
でもまぁ自分で使う物なので、トップさえちゃんと見えればいっかな。
濁ったらそこだけ塗り直せばイイだけだし。
てか、どんどん捨てても気にならない程簡単に作れるけどね。
(ちと忍びないけど。)
あと、ペイントマーカーはめっちゃ楽!
もっと早く気付くべきだったなぁ。
浮きの塗装に使ったら、もーやめられまへんなぁ。
いづれにしても、今後新たな浮きをどんどん試したい。。。?
なんかシーバスんときみたいになっちゃうのかな?
シーバスを釣りたい言うよりも、作ったルアーを試してる時が楽しいみたいな。
浮きで釣れる釣れないはルアー程顕著では無いでしょうけど。
ちなみに暖かい日にM公園で一杯飲みながら希望ー!!
ダラダラと長いことすんませんでした
m(_ _)m