T.B.S.F.(TBSF)管理人の本当のひとりごと/日記

ややこしい話しは厳禁、ラフに言いたい放題。
『家族』「料理」「キャンプ」「釣り」をこよなく愛する早期退職プー太郎オヤジのひとりごと(日記)。
※キャンプも釣りもコロナ禍で自粛中な為行けてません(涙
 インドアの趣味である料理ネタばかりだけど、
 それも悪くないと思い(諦め)始めた今日この頃、なんだかなぁ。。。
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鉄板

先日、直火焼きと間接焼きについて書いたところ(→ココ)、
鉄板についてコメントで質問された。
質問内容を要約すると、
『家族用とソロ用の鉄板が欲しいが、お勧めは?』
とのこと。
お勧めと言われても、それほど幅広く使ってる訳では無いので一般的に『コレだ!』という鉄板はわからない。
とりあえず現時点では我が家にある鉄板のことくらいしかわからないけど、それらを紹介しつつ狭い視野なりに思うところのお勧めを書いてみる。
はたしてお役に立てるだろうか。。。ちょっと自信ない
 
 

家族用の鉄板について

まずは家族で使う時の鉄板。
初めて購入した家族用の鉄板は30年近く前で、スノーピークの焚火台Lを購入したときにサイズを合わせて一緒に購入したもの。
メーカーは不明で厚さ3.2mmくらいの45cm四方程度の鉄板だった。
当時は大勢の仲間とキャンプすることが多かった為、とても重宝したサイズだった。
所々錆びてはいたけど機会が有ればまだまだ使えたので、ずっと取っておいた。
だがファミリーキャンプやグループキャンプをやらなくなってからは結局出番は無くなり、残念ながら昨年あたりに処分してしまった。
 
今では家族や友人達とのBBQにはイワタニの『炉ばた大将』を使っている。
家族だけなら十分だし、友人達が集まっても昔と違い子供達は抜きで親同士こじんまりとやることが多くなったので、サイズ的にとても扱いやすい。
そして直火焼きと鉄板焼きを気分で使い分ける事が出来るので便利だし、自宅で1人BBQの時も活躍してくれる。
ソロキャンプだと流石に本体は持って行ったことは無いけど、ほぼ車だし多少嵩張っても機会が有れば(なかなか無いだろうけど)使ってみたいとは思っている。
 
『炉ばた大将』は元々は直火仕様なので純正の鉄板は無い。
そのため鉄板を使う場合は自己責任のもと市販品を使うことになる。
また『炉ばた大将』サイズの鉄板は使う焚火台のサイズによっては上に乗せて使うことが出来るので、例え本体が壊れても無駄にはならない(かな?)、と思っている。
 
我が家では穴の開いた6mmの鉄板を鉄板屋(鉄骨屋?)さんに作って頂いた。表面をエンボス加工(小さな鉄球を機械で打ち付けてざらざらに加工すると言っていた)してあり、更に名前まで入れて頂いた。
そして平らではなくW字型に曲げ加工してあり、Wの3カ所の曲がった部分にいくつか穴が開いているのでそこから余分な脂が流れ落ちるように作られている。
その為鉄板なのにさっぱりと焼ける。
とことん考えて作られてると感心してるが、ここまで来るのにいくつか試作品を作ったそうだ。
今ではこんな鉄板は手も掛かるし大変なので同じものはもう作れない(とのこと)。
 
そして普通に平たい12mmの鉄板をoka-d-artさんというアウトドアショップ(?)にオーダーして作って頂いた。以前の日記にも書いたけど、これがとてつもなく重たい鉄板。
更に油や焦げカスなどを落とす穴が無いので扱い難い。
これはサイズを気まぐれで『炉ばた大将』に合わせただけで、元々炭火や焚火単体で使う予定で作って頂いたもの。
(気まぐれというか、このサイズが大き過ぎず小さ過ぎず程よいと思ったので、そうしただけ。)
だけどもしつこいけどとにかく重いのなんの、取り回し難くて仕方ない。
9mm、イヤ6mmくらいでも全然良かったとも思うが。。。
ただ薄いと先の鉄板と被るので、人には勧めたくないけど我が家の場合であれば有っても良かったかな。
 
それともう1つは鉄板では無いけど市販されてる6mmのグリル。このグリルはもちろん『炉ばた大将』でも旨く焼けるけど、焚火や炭火で使った方がより旨く感じるのは気のせいか?
(実は理由があるので全然気のせいじゃないんだけどね。)
ただ掃除の大変さはハンパ無い。
タワシなどで擦れば汚れは落ちるかというと、厚みがあるので無理。
穴(溝?)を1つ1つ丁寧に洗って、乾いたら1つ1つ油を塗っていく。
この作業を思うと使うのが苦になることもある。
 
 
普通のカセットコンロで使うのであれば、
1辺が25〜30cmくらいで4辺曲げ加工されている厚さ3.5〜6ミリくらいのものが使いやすいように思う。
使うコンロの大きさよりも少し大き目がいいかも。
ただカセットコンロで鉄板を使って事故が起こった事例もあるようなので、ボンベを覆わないように置くなど注意しながら自己責任のもと使うことになる。
※イワタニからフッ素加工されたものが発売されてるので「特に拘りは無いのでアルミ板でもOK!」ってことであれば、それなりにメリットはあるし一考の価値はあるかも知れない。
 
カセットコンロ用のものが有れば確かに便利。
かなり昔の話だがイシガキ産業の焼肉グリル「大」(旧タイプ)を使っていた。大きさは36cm×30cm×6cm、受け皿はホーロー製でグリル部分は鋳物で出来ている。
同じく鋳物のLODGEのスキレットに慣れてると軽く感じるだろうけど、それでもズシリと重たくこれで肉を焼くと似たようなアルミ製のグリルとは一味、いや二味違う。
ファミキャンの頃はカセットコンロでは使ったことが無く、五徳に乗せて熱源はコールマンのガソリンバーナーといった使い方。カセットコンロで活躍し始めたのはファミキャン卒業後のこと。
かなり使い込んだがある時けたたましい音と共に割れてしまった。
同じものを探したものの、形が変わった上に既に廃盤となり「大」が無くなり「中」のみとなった。
長年使い続けてただけに、新しい物には触手は伸びなかったが、、、ある時!!
かっぱ橋で全く同じものを発見して飛びついた。
しかも型が古いってことで半額以下どころか1000円ポッキリだったのでラッキーだったが。。。
買ったものの、まだ1度も使って無い。
写真はその時購入したもの。
鉄板に拘らないのであれば、今は「中」のみだけどこれも大変お勧め。
 
カセットコンロ専用の鉄板を買うなら、
中でもココ↓は良心的なアウトドア屋さん(鉄板屋さん)で、鉄板はオーダーしても他より安かった。
『炉ばた大将』サイズと『ラージメスティン』サイズの厚さ12mmの鉄板をオーダーしたのはココ。
その他ミートプレスなどもここで購入した。
オーダーしなくてもカセットコンロにちょうどいいサイズの25cm×25cmや30cm×30cmなどサイズも厚さも種類が豊富。
・oka-d-art→ココ
 
参考までに最近はこんなのもあるようだけど、ちょっと高いかも。
・Flying iron(フライアン)のクアトロ→ココ
 
 
 

ソロキャンプ用の鉄板について

家族用だけで予想以上に長くなってしまったが、次はソロ用。
まず最初は鉄板ではなく、蓋。
そもそもミニ鉄板を最初に購入した理由は家で焼きながら一杯やりたかったから。
家で使うとなると油跳ねの問題が有る。
毎回いちいち新聞紙を広げるのも面倒でやってられないので、蓋ありきで考えた。
ところがミニ鉄板の蓋は鉄板本体よりも高くて、モノによっては2倍以上と高額。
仕方ない、一旦諦めた。
そしてとりあえず4辺曲げ加工された鉄板を購入した。
ところがやはり蓋がないと油が跳ねる。
そこで目を付けたのがダイソーのステンレスタッパとトレイ。
それに取っ手を付けて蓋として使えば激安に済ませることが出来るんじゃね?
早速取っ手と一緒に買ってきて作ってみた。上の写真は左がトレイで、右はタッパ。
この時購入したのが右のタッパ。
するとこれがまた程よくマッチ。すこぶる快適。
やはりミニ鉄板は4辺曲げだな。
それに激安だけどこの蓋があれば油も跳ねないし餃子も焼ける。
無敵だな。
と、自画自賛。
 
十分満足してたが、ある時ふと疑問が。。。
大人気のヨコザワテッパンなるものがあるようだけど、それはどう見てもただの平らな鉄板。
それなのに、何故売れてるのか?
しかも定価は異様な程高額に思えてならなかったので、初めから論外だった。
家で使うことが前提だったせいもあり、油や汁がダダ洩れ状態の平らな鉄板は絶対許せない。
そんな風に思ってたので平らな鉄板には全く興味がわかず見向きもしなかったが。。。
更に売れ続くヨコザワテッパン。
とどまるところを知らない。
気が付けば某通販サイトではベストセラーだとか。
 
そんなに重宝なのかぁ。。。
ある時無性にヨコザワテッパンを試したくなった。
何故平らな鉄板が驚異的に売れてるのか、いつまでも食わず嫌いではその疑問は解決しない。
だがヨコザワテッパンは試しに購入しようと思えるほど安くは無い。
A5サイズ(200mm×150mm t4.5)の鉄板なのにかなり高額で、なんと税込¥4580-なり!!
*メーカーでは厚さ約5mmといった表現をしをしてるが、t5の鉄板はあまり聞いたことないのでt4.5(4.5mm)だろうな。
 
そこで次はトレイで上の写真の左側の蓋を作成。
それに合わせて程良いサイズの平らな鉄板を試してみた(230mm×160mm)。
しかも思うところがあり厚さは3.2mmをチョイス。
するとこれがまたサイズ感ピッタンコ!
って、合わせてるんだからそりゃそうだけど。ちなみにこの鉄板は切断して角を丸く削ってバリを取って頂いて、送料込みで500円!!
早速ソーセージを焼いてみると。。。

おや?
思ってた以上に何でもなくね?
ソーセージを焼いたって肉汁&脂まみれで大変だろうと思ってたけど、予想に反してそれ程でもない。
時折ソーセージからあふれ出る脂をふき取ってやれば問題ない。
そして終わった後もテーブルをサッと拭く程度で済む。
これなら普通に肉を焼くくらいであれば問題無いかな?
汁気のあるものを焼きたい場合は4辺折り曲げ加工の鉄板、それ以外ならむしろ平らな鉄板のが扱いやすいようにも思えてきた。
だったら焼き面が気持ち広めの4辺曲げ加工された鉄板だけでよくね?
だけど平らな鉄板のが格段に安い。
う〜〜〜ん、悩ましい。。。
 
そうこうしてるうちに、
ある時今度は厚い鉄板を試してみたくなり、調子こいてオーダーしてみた。
この時オーダーしたのが家族用で紹介した『炉ばた大将』サイズと『ラージメスティン』収納可能サイズの2枚でどちらも厚さは12mm。
流石に12mmまで行くと少々値ははるが、この2枚で税送料込みの値段はなんとヨコザワテッパンくらい、、、安っ!写真の左がこの時オーダーした厚さ12mmの鉄板。
右はもともと使ってた厚さ9mmの『メスティン』収納可能サイズの鉄板。
※『炉ばた大将』サイズは家族用のところを参照
12mmは想定外の重さ、というより平たい鉄板では体感的により重く感じるようだ。
小さいけど取り回し難さは尋常では無い。
だが蓄熱性はさすが。
厚みがある分暖まるのに時間は掛かるけど、一度暖まればハンパ無い。
食べ終わってもいつ冷めるのか。。。
触れられるようになるのは忘れた頃。
 
さてソロ用のミニ鉄板の結論は、
実際使ってみると、キャンプ前提であれば平らでもアリだな。
欲を言えば4辺曲げ加工されたものと両方あれば汁気の多いものも怖くない。
人によってはヨコザワテッパンの値段はキャンプ用品と考えたらそれほど高額でも無くお手頃価格なのかも知れない。
だがただの平らな鉄板と考えたらはるかに安く済ませる選択肢は豊富にある。
前も書いたけど鉄板は所詮建築素材だし規格はあれど、たまにキャンプで使う程度であれば大差ないように思う。
年間キャンプで使う回数、そしてキャンプ用品は所有欲が満たされるか否かも大切な要素だと思ってるのでそれらを全て鑑みて決めれば良いと思う。
鉄板は1度買ってしまうとまず壊れないので長い付き合いになる。
慎重に選んで後悔しないようにしたい。
 
 
こんなに必要かよってくらいあるけど、なんだかんだ言ってどれも美味しく焼けるし満足してる。
これらを気分で使い分けるのもまた楽しみ。
 
 
最後にヨコザワテッパンを1枚購入する金額で、数種類の鉄板を購入することも可能なので一度リンクしてある「oka-d-art」を覗いてみる価値はあると思う。
また問い合わせるととても親切に対応してくれるのもありがたい。
 
そしてFacebook経由で購入しなければならない為少しややこしいが、シラモトテッパンも地味に人気とのこと。
こちらはオプションで油が垂れないように表面のフチ近くに溝を掘ってくれたり、裏面に滑り止めの溝を掘ってくれる。
料金は多少高めではあるが、ヨコザワテッパンほど高くは感じない。
 
その他ヤフオクやメルカリにも鉄板屋さんらしき人が安く売ってるので、そちらも検討してみる価値はあるように思う。
但し意外と高額に設定されてる場合もあるので要注意!

他にもBE-PALが企画・開発した『極厚鉄板solo model』や遊火人の『遊火パン』、WOOPsの『アウトドア野外鉄板』など様々な製品があるけど、所詮はどれも鉄板。
そう考えると、とょっと高くね?ってのもあることはある。
 
まだまだ色々あるようだけど、
どれにしようか悩むのもまた楽しい。
 
 
コメント頂いた、なみおさん。
少し長くなりましたが、こんな感じでいかがでしょうか?



コメント

  • ありがとうございます。
    凄すぎます。すごく参考になりました感激しました。記事を参考にもう一度考えて見ます。ご丁寧にありがとうございました。

    • こんにちは、なみおさん
      お役に立てて嬉しいです。
      ちなみにBE-PALの来月号の付録がミニ鉄板らしいので、とりあえずソロ用はそれを試してみるのもイイかも知れませんね。
      では、良き鉄板ライフを!!

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