幼い頃から慣れ親しんだチキンボールを再現したい
今思えば育ててくれた街である北区の十条は良いところだった。
思い出は色々あれど、今も忘れられない十条の味が3つある。
ふくふく饅頭と鳥大のチキンボールと草月(東十条だけど)の黒松。
残念なことにふくふく饅頭は店が無くなってしまったが、鳥大と草月はまだ頑張っている。
今じゃTVで紹介されまくったせいか、どちらも長時間並ばないと買えないらしい。
子供の頃は出掛けるっちゃー手土産用に黒松を買いに行かされたもんだ。
そしてチキンボールは買ってくると母親が甘辛く煮てくれたが、それが何よりも大好きだった。
このチキンボールは大人になってからも世話になり、ちょこっと醤油を付けて食べると最高の摘みになる。
子供の頃から大人になるまで食べ続けてた味で、まさにチキンボールで育ったようなもの。
なんとも懐かしい味。
我が家は十条駅のすぐ裏だったが、奥さんの実家は赤羽だというのに帰るとチキンボールや黒松をわざわざ並んで買っておいてくれる。
とてもありがたく、そして嬉しい限り。
土曜日のこと。
黒松は無理だけど、チキンボールなら再現できるかな?
とばかり、チャレンジしてみた。
まず用意したのはオカラと鶏むね肉と玉ねぎと長ネギ。
本当は鶏ももを使うらしいけど、油で揚げるのでさっぱり系を選んでみた。
結果、むね肉でも大丈夫そうだけど諸事情によりオカラの量が多過ぎてオカラボールになってしまった。
奥さんは「さっぱりしてて旨い!」
と言ってくれたけど。。。
揚げ具合もあんなに食欲がそそられるコゲ茶にはならず、こんな色。たこ焼きではない、一応自家製チキンボール。
こちらは本物。やっぱ本物は旨い!
見た目は程遠いが、味はひいき目に見れば近いものを感じる。
めげずに「ほぼチキンボール!」を目指して近々またチャレンジしてみる予定。