「大人の鉄板」のステーキナイフ&ミートフォーク
長年使った関孫六(貝印)の三徳包丁に限界が来た。
ステンレスで鋼を挟んだものだが、ある日突然いくら研いでもすぐに切れなくなってしまうようになった。
急に切れなくなるだなんて、そんな包丁聞いたことない。
そこで近所の貝印のショップに常駐してる研ぎ師に相談してみたが、原因不明とのこと。
仕方ないので諦めて新調することにした。
むしろ三徳包丁は好きじゃないので、ある意味ラッキーでもある。
もったいないので一生懸命使ってたが、メインで使うなら牛刀が好み。
我が家では肉を処理する頻度は比較的高めだと思うけど、筋切りが無いので牛刀で代用してた。
今使ってる牛刀はメインに昇格させて、三徳包丁の代わりにずっと欲しかった筋切りを新調することにしよう。
そうすれば、晴れて牛刀、ペティナイフ、菜切り、刺身、そして筋切りの5刀流で行けるゾ!
包丁なんてそうは買い換えないだろうから今回が人生最後の買い換えになるかも知れない。
(ただ牛刀の寿命もそう遠くなさそうで、気になるが。)
この際だから研いでるうちに模様は薄くなってしまうけど、使い初めはメチャンコ綺麗なダマスカスでもイッてみようか。
キャンプ用のペティナイフはダマスカスだが勿体無くて研げないので、今のペースでしか行けない状態が続いたら研がなくてもキャンプを引退するまで抜群の切れ味を保ってくれそうだ。
もったいないのでたまに家でも使うけど、切れ味には毎度感動してる。
ちなみに恵比寿刃のペティナイフで67層ダマスカスの割り込みはV金10号。
「ダマスカス鋼」(古代インドの「ウーツ鋼」の別称)といえば今でも解明することができず、再現不可能な鋼材でロストテクノロジーの代名詞であることは広く知られている(と思う)。
ところが「ダマスカス」と言い切って売られている包丁の多いこと。
あの綺麗な模様が浮き出ているものはそう呼ばれているようだが、正確には『「ダマスカス」風』だと思うんだけど、違うのかなぁ?
ちなみに余談だけど日本刀も上古刀と古刀(慶長元年/1596年以前に作られた刀)の技術もまた今でも解明することができない日本の代表的なロストテクノロジーである為当然当時の製法を真似して作ることは不可能だけど、その頃よりも切れる刀を作る技術はあるらしい。
(アロンアルファは失敗作から生まれたのでちょっと違うか。)
その最高峰であるV金10号(V-10)は炭素鋼のような切れ味とステンレス鋼のように錆びにくいといった特徴を併せ持っており、鋼とステンレスの良いとこ取りをしたような鋼材なので包丁にはうってつけだ。
次の包丁はこのV金10号を使った包丁にするつもりだが、いまだに決まらず。
今のところいくつか候補はあるけど、今ひとつ決心が付かない。
・第1候補:恵比寿刃 hana 筋引き
・第2候補:一心刃物 V金10号 ミルフィーユ 筋引き
・第3候補:貝印 旬 スライスナイフ
・参考:関兼次 端雲 筋引き
(蛤なので考え中)
あたりかな。
そしてこれを機会に切れなくなったステーキナイフも新調することにした。
新調するにあたってせっかくだしこの際ツヴィリング J.A. ヘンケルスの「 ボブ・クレーマー」のダマスカスを考えていたが、想定外の金額に驚いた。
そこで燕三条の藤次郎のテーブルナイフと思ったが、こちらもとてつもなく高くて「 ボブ・クレーマー」よりも少し安いだけだったので諦めた。
包丁は無理でもステーキナイフくらいならと高を括っていたが流石高級品、ステーキナイフとて馬鹿にできない金額で、もう少し頑張ると「ブラボー1」が買えるほど。
仕方ない、ここはどちらも諦めて無難な貝印くらいにしとこうか。
って事で第1候補は貝印の「旬クラシック テーブルナイフ」。
ダマスカスで惚れ惚れする見た目なのでほぼ決めていた。
ところが色々調べてみると、なんと藤次郎からお手頃価格なステーキナイフが発売されてるとのこと。
それは「大人の鉄板」を発売してるaux(オークス)というメーカーが藤次郎とコラボしたステーキナイフ。
なかなか評判も良く、素晴らしい仕上がりとのこと。
ついでに欲しかったミートフォークもこのタイミングで一緒に購入するつもりだったが、偶然にもセットがある。
税込¥17,600-と少々値は張るが、そう買い替えるものでも無いし諦めたナイフ達よりははるかにお手頃価格なので奮発した。
早速ポチッとな。3日ほどで到着、ドキドキしながら開封すると、、、う〜ん、写真だと伝わり難いけど惚れ惚れする出来映え。早速鶏肉のステーキで使ってみた。すると驚いたことに切り口がとても滑らかで、真っ平ら!
角が立つとはこのことか!!
とにかく凄いが、写真を忘れたのはちょっと残念。
豚肉と牛肉も試してみたいし、キャンプでも使いたい。
そして研ぎ直しが1回無料とのことだが、包丁やナイフの使用頻度には個人差があるので期限付きの保証よりも有難い。
流石藤次郎、安いとは言え気が利いている。
そしてミートフォークだが、
この手のフォークにしてはコンパクトで、それなのに適度に重量があるせいか抜群の安定感がありとても扱いやすい。
大人の鉄板のサイズに合わせて作られていると思われるが、想定外の扱い安さに感動!
なかなかこのサイズのものは無いと思う。
これもまた大正解だった。
たかがナイフだか、手にしてみるとなんだかとてもワクワクしてくる。
ナイフに興奮したのは夢の「ブラボー1」を手にした時以来だな。
ぅ〜ん、ナイフを眺めるのに飽きるまで毎日ステーキ食いてぇ〜!!
てか早く包丁も決めなくっちゃだわ。
むしろ毎日使う包丁のが先なのに(汗