T.B.S.F.(TBSF)管理人の本当のひとりごと/日記

ややこしい話しは厳禁、ラフに言いたい放題。
『家族』「料理」「キャンプ」「釣り」をこよなく愛する早期退職プー太郎オヤジのひとりごと(日記)。
※キャンプも釣りもコロナ禍で自粛中な為行けてません(涙
 インドアの趣味である料理ネタばかりだけど、
 それも悪くないと思い(諦め)始めた今日この頃、なんだかなぁ。。。
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おしゃれなドリッパー教えて

先日ある友人から「おしゃれなドリッパーが欲しいんだけど、どんなのある?」と尋ねられた。
 
ネットを徘徊してるとコーヒーは色々な人が色々なことをして楽しんでるご様子。
『おしゃれ』と思うツボも十人十色。
ぅ~ん。。。それだけに難しいなぁ。
「あくまで所感だけど、いつかココで書いてみるのでお楽しみに~♪」
と、回答しておいた。
 
 
現在使ってる(正確には「所有している」)ドリッパーの数は、気が付けばかなりのもの。
その中でお気に入りのものは2パターンある。

1つ目は、味が気に入ってるもの。
長年使い慣れた器具で淹れてもその時の気持ちや体調によって味は微妙に変わる。
その他気温や水の違い、豆のコンディション。。。
様々な要因で味が変わるところがまた楽しい。
そこは一度踏み入ってしまうと奥深くてズルズルとハンドドリップの世界へ引き込まれてしまう要因の一つでもある。
味が気に入ってるものは、torchのドリッパーと昔から変わらずコーノの名門ドリッパー。
torchのドリッパーはどちらも(ドーナツもマウンテンも)好き。
コーノのドリッパーはどれも好きだけど、中でも90周年記念のドリッパーの味はお気に入り。
3代目の現行ドリッパーはそれが元になってるとのこと。
2つ目は、見た目が好きで雰囲気が気に入ってるもの。
『見た目』もハンドドリップの世界へ引き込まれてしまう大切な、そして大きな要因だと思う。
見た目にとても惹かれて浸れてしまえる雰囲気を持ってることって大切で、そこには入り込めるか否かが掛かってる。
自分が気に入った器具を使って淹れたコーヒーは格別に旨く感じるもの。
自分のお気に入りの工程を経て入れたコーヒーからは格別の満足感が得られる。
今雰囲気が気に入ってるのはtorchのドリッパー。
『おしゃれ』なドリッパーってことだと、友人にはtorchのドリッパーをお勧めしたい。
以降はこのtorchのドリッパーについて。

 
ネットでおしゃれなドリッパーを検索すると、chemex(ケメックス)に行き付くことが多い。
味を求めてというよりもおしゃれさを求めて購入される方の方が圧倒的に多いであろうドリッパー。「飾ってるだけでおしゃれ。」などとSNSに書いてる人も頻繁に見かけるが、我が家にはに合わないけどそれなりの家だとおしゃれに映えるんだろうなぁ。
個人的には見た目も悪くないけど、持った感じのずっしりとした存在感がなんとも言えず好き。
 
ただ扱いはやっかいかも。
ボディの木と革の部分は濡らすことが出来ないので、飲み終わるといちいちそこを外して洗わなければならないために面倒で仕方ない。
休みの日は1日に何度も淹れるので、chemexオンリーでは少々辛い。
もしchemexが気に入ったということであれば、そんな事情から他のドリッパーと併用することをお勧めする。
 
その他、
自分が購入したきっかけは「リブの無いただのノッペリとしたガラスのドリッパーからは一体どんな味のコーヒーが落ちてくるのだろうか?」といった興味からだったが、なんせ本体が高い
でもこれをおしゃれと思う人が多くて高額であるにも関わらず人気があるのも事実。
更にchemexは本体だけに留まらずフィルターまでもが高い
その上入手もし難い(今はそうでもないかな)。
それ故このドリッパーで別のフィルターを使ってる人も多いようだ。
ただ正直に言ってしまうと、それじゃ意味がない。
chemexの良いところはフィルターだと思っているので、別のフィルターを使ってしまっては持ち味が出せない。
chemexは専用のフィルターとペアで使っておしゃれさがより引き立つ。
ケメックスのフィルターには独特の匂いを感じるし、そこがイヤという人も多いけど。
 
では味についてはどうなのか?
結論から言うと、嫌いじゃない。
chemexで淹れたコーヒーは優しく仕上がる。
まんべんなくあっさりしてる感じで、尖ったところがなく全体的にまろやか。
短所を強いて上げるなら、ほんの微かに後味にえぐみを感じるが気になるほどでもない。
ただ寝起きにはもう少しグッと来るような味が好みかな。
午後のホッとしたい時に飲むには最高。
フィルターの匂いさえ無ければ言うこと無いんだけど。
 
「でも、この味は本体(ドリッパー)とはあまり関係なくフィルターの味だな。」
ある時そう思って別のドリッパーでこの(CHEMEXの)フィルターを使って淹れてみようと試みた。
イメージ的にTORCHのドーナツドリッパーならこのフィルターと組み合わせても似合いそうな気がしたので、早速作戦開始。
まずはパッと開いた姿がカッコいい6カップ用の四角いフィルター。お~、悪くない、ええネ!
なんか見た目、結構おしゃれじゃん!!
そして味の方はと言うと、、、
淹れる前の予想では、
ドーナツドリッパーの内側の段々に触れなければケメックスと変わらず。
触れていれば。。。どうなるのか楽しみ!
さて、いよいよ淹れてみると、
ケメックスを使って淹れた時とほぼ変わらず。
フィルターをドリッパーに収まるように折ると、角度的にフィルターの側面はドリッパーの段々に触れて無いようだ。
でもケメックスで淹れた方がほんの少し上品に感じたが、それはおそらく気持ちの問題だろう。
 
そしてこれは、同じくchemexの1-3カップ用のボンデッドフィルター。こちらの方が大きさ的にしっくりくるし、カッコいいかも。
味は四角い6カップ用のフィルターと変わらず。
 
 
さて、
「おしゃれなドリッパーは?」と問われたら、、、

torchのドーナツドリッパーとchemexのフィルターの組み合わせ
かな。
 
本来torchのドーナツドリッパーで使うフィルターは、メーカーではカリタの103もしくはメリタの1X4を推奨している。⇒こちら
セットする際の折り方が独特で面倒ではあるが、この台形フィルターを説明通りに折ったものを使って淹れると最高に旨い。
嫌なえぐみも無くすっきりしてるのにトロっとしててコクがある。
一般的に言われてる通りの旨さで、かなり好きなドリッパー。
 
 
実は推奨されてる以外のフィルターを使うこともある。
 
102で淹れると、
3杯は無理だが103同様の味が楽しめる。
セットするときは103の折り方と同じ。
 
円錐フィルター(写真は1~2人用)では、
すっきり仕上がって旨い。
へんなえぐみも苦みも無くてイイ感じ。
それでいてコーヒー豆の個性を伝えてくれる。
何度か呑んでると、癖になるかも。
折り方も簡単。これでOK。
ただし下から結構はみ出る。
 
ウェーヴ(写真は185)は、セットしてみると一見窮屈そうで無理があるように見えるけど、大丈夫。
ただ下に隙間が空くが、確認したらウェーブドリッパーも隙間が空いていた。
味も普通に旨い。
豆の良い部分を引き出してすっきり系に仕上げてくれる感じ。
強いて言ったら後味に多少のえぐみが残るが、
細かいことを置いといたら全然ありかな。
 
 
そもそも専用フィルターがあるわけではないので、捕らわれずに色々試してみるとメーカー推奨以外のものでも十分コーヒーを楽しむことが出来た。
味で言ったらどれも個性はあるものの、普通に旨い。
ちなみに台形型と円錐型のフィルターはいつもコットンフィルターを使っている。
 
味はさて置き見た目は。。。
やはりchemexのフィルターと合わせるのが好き。
 
新規で揃えるのは何かと大変だと思うけど、個人的には『おしゃれ』だと思う。
chemexのフィルターは普段から購入して無いと敷居が高いかも知れないが、それ以外のフィルターでも十分おしゃれだと思うし味もOK!
そんな訳で味と実用面を鑑みたら、、、
まずお勧めなのはtorchのドーナツドリッパー+103のフィルター
次のステップとしてchemexのフィルターで攻めてみるってのは、いかが?

chemexのフィルターは高額だし独特の匂いがあるので好き嫌いは分かれるところ。
使わなくても「おしゃれ」さで満足できるなら必要ないとは思う。

 
 
最後に、美濃焼の本体を置く受部分(ドーナツ板)だけど、
これがまた無垢のまま。
確かにホワイトアッシュはギターにも使われる素材で奇麗ではある。
メーカーは素材感を生かしたくて塗装はしてないと言ってるが、触るとややケバケバしてるし茶色いコーヒーは染みになりそうで気になる。
そして内側は垂直に削り出されているため、角度の付いてるドリッパーの収まりが悪い。
百歩譲って無垢は良いとしても、せめて垂直はやめて欲しかった。
 
メーカーのホームページには汚れや染みを “アジ” として楽しむよう書かれているが、それを素直に受け入れることが出来る人ばかりでは無いと思う。
 
確かに見た目はおしゃれだけど、個人的にはいまだに気を使ってるところでもある。



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